2009年10月20日火曜日

AVG9.0リリース

AVG のウィルス対策ソフトがより高速になり、新バージョンがリリースされました(窓の杜の記事)。
AVGは非商用の個人使用に関しては無料で利用可能なウィルス対策ソフトですが、インストールを続けていくと、このような画面が出てきます。

おわかりいただけましたか? 「最初のスケジュール済スキャンが開始するまで」と書いてあります。なかなかお茶目なミスではあるのですが、日本人であればこういう間違いをすることはないと思います。きっと遠い国でローカライズされているのだろうなあと勝手に想像してちょっとセンチメンタルになってしまいました。

2009年9月25日金曜日

opensolaris.org ドメインのメール転送

皆様お久しぶりです。最近なかなか仕事が忙しくてblogを書く暇がなかったのですが、地下活動のごとくOpenSolaris周辺を徘徊している今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、今のところ表面上はそんなに変化がないように見えるかもしれませんが、ここ数か月かけて OpenSolaris.org ではwebページのリニューアル作業がすすめられています。その影響といいますか、うれしい副作用で opensolaris.org ドメインのメールアドレスについて、メール転送ができるようになったようです。

設定に必要なのは OpenSolaris.org のアカウント ( もちろんすでに持ってますよね! ) で、アカウント編集ページ( https://auth.opensolaris.org/ ) の「メールの転送」のチェックボックスを有効して登録するとメール転送が使えるようになります。

私の場合 OpenSolaris.org のアカウントは "chonan" 登録メールアドレスは "chonan@pid0.org" で登録しています。アカウント編集画面ではこんな感じですね。

アカウント編集画面の、ちょっと下のほうにある「メールの転送」にチェックを入れた状態で

保存すると転送メールが有効になります。例にあげた私の場合ですと chonan@opensolaris.org 宛のメールは自動的に登録アドレスの chonan@pid0.org に転送されるということになります。blogの連絡先メールアドレスなどやフォーラムなどで使うと OpenSolarisの使い手だとアピールすることができ、OpenSolaris愛を深めることができます。OpenSolaris.org にアカウントを持っている人は一度試してみてはいかがでしょうか。

え?アカウントを持っていない?じゃあ今すぐ登録ですね(笑)

2009年6月5日金曜日

梅田望夫さんの本質

ITmedia に掲載された、梅田望夫さんのインタビュー記事が各方面で話題になっています( 前編 / 後編 )
。反応の大部分は梅田さんを批判する内容で少なからず炎上しているきらいもあるようです。

一部では「21世紀に見聞きした中で、最も残念なインタビュー」なんて頓珍漢な言われ方をしているようですが、私としては「梅田望夫という男の本質を白日の下に晒した」ということで、梅田さんにインタビューをし、あの記事を書いた岡田有花記者を絶賛したいと思います。

このインタビューに関する反応で共通していることは、英語圏のネット空間と日本語圏のネット空間が大きく異なってしまった点を残念だと表現したことで多くの反感を買っているようです。インタビューでは結局のところ「梅田さんの好き嫌い」ということで説得力のある話は語られなかったということも影響しているように思います。

また、インタビューでは例の"Twitter事件"にも触れられ、岡田さんにいいように煽られていましたが、私から見れば問題となった「日本語が亡びるとき」の紹介エントリで「すべての日本人がいま読むべき本だと思う」と無邪気に煽れば、そりゃあ読んでもいないし理解してもいない人が押し寄せてくるのは将棋の3手先を読むより簡単だと思うのですが、そこで逆切れしてTwitterでつぶやき、火に油を注ぐ状況になったのではないかと考えます。これはblogとかTwitterとかいう道具の問題ではなくて、読み手の反応を読まずに無邪気に文章を書き、無駄に読み手を煽ってしまった結果で自業自得だと思うのです。

英語の話については、私も最近2か月の間での OpenSolaris 関連の活動を通じて英語で表現することの意味の重さを身を持って知らされてはじめて「日本語が亡びるとき」で書かれていたことを実感としてとらえることができたわけで、あの本で主張されていることを理解しえる日本人はまだまだ少なく、「すべての日本人がいま読むべき」とはとてもじゃないけど怖くて書けないと今でも思ってます。英語圏の人は確かに無邪気な人が多いのですが、それを現状の日本語圏に何の警戒もなく持ち込んでしまったのが、"Twitter事件"の深層なのではないかと思います。

梅田さんのインタビューで非常に印象に残ったのは 後編の3ページ目 で、このページにもうひとつの梅田さんの本質である「極力リスクを避け、責任をとろうとしない」ということが色濃く現れているのではないかと思います。今の梅田さんは「サバティカル(長期研究休暇)に入る」といっていますが、要は半ニートのようなもので、将棋のタイトル戦があれば現地に観戦に出かけるし、ミューズ・アソシエイツだって「マックス1年間で会社を閉じられるようにしてある」と言っています。50歳手前のビジネスパーソンとして見た場合、責任のある立場を取ろうとせず、無邪気に興味の湧くことを追い求めるという姿勢が反感を買う理由のひとつなのではないかと思います。

平均的な日本人の場合、家族がいれば家族を養うことをファーストプライオリティにすべきだし、将来やりたいことがあるのであれば、その夢をファーストプライオリティに掲げアルバイトに精を出すべきだし、独身だとしても未来の家族を養う地盤を作ることをファーストプライオリティにすべきだと思われていると感じています。梅田さんはいわいる「ハイソ」でそういった金銭的な部分での心配がないという非常に恵まれた環境で育ったのかもしれませんが、恵まれていたがゆえにそれこそ一生を将棋に賭けるといった生き様にあこがれるのかもしれません。

ひょっとするとアウトサイダーとして書きたいことは梅田さんはすでに書き尽くし、本当にネタ切れ状態となってしまった結果が今の梅田さんの「サバティカル」という状態なのかもしれません。何事でもそうなのですが、自分の身を投じ泥臭い努力をしてはじめて知りえることというのはどの分野にも少なからずあるものです。梅田さんは今のスタンスを続けているかぎり一生「サバティカル」から抜け出せず、かつ特定の分野に深くかかわりをもつことに対してはあまりに歳をとりすぎてしまったのかもしれません。

梅田さんの言葉で梅田さん自身の本質を短い時間の中で語らせ、記事にまとめあげた岡田有花記者の仕事ぶりが輝いていた、そんなインタビュー記事だったのではないでしょうか。

2009年5月19日火曜日

BarCamp Tokyo2009 に参加してきました

先週末は、東京・Sun用賀本社で行われた BarCamp Tokyo2009 に参加してまいりました。

「ぐぬぬ痛PC」オーナーのchonanでございます。


参加までのいきさつですが、Sunが会場提供しているということとにわかに話題になっているらしい例の OpenSolaris Live USB Creator について話すべきだと masafumi_ohta さんに強く勧められて参加することとなりました。私としてはこのBarCampが用賀デビュー、英語プレゼンテーションデビューでございました。

BarCampというのが一体どういうイベントなのかということについては参加してみるまでよく分からなかったのですが、参加者全員がなにか発表することを求められているのと、コミュニケーションは実質的に英語を使わざるをえないということだけをおぼろげながらつかんでいました。

正直英語でプレゼンやディスカッションなんて全く全然自信がないわけですが、いつかはやらないといけないことでもありますので、もう体当たり玉砕覚悟という状況でした。また、折角このようなイベントに参加するわけですから、プレゼンが最悪でも何かアピールするものを用意したいということで、この「ぐぬぬ痛PC」を用意いたしました。BarCampそのものについての説明については、会場で名刺をいただいた秋元@サイボウズラボ さんの報告が非常に分かりやすいので興味をもった方はぜひチェックしてみてください。まさに「英語が苦手な分、ネタでカバー」ということでございます。

このBarCampに参加して本当に驚いたのが、しゃべった人間すべてがみんなスゴい人たちで非常に密度の濃いイベントだったということ、twitterPoken が圧巻していたということ、恐ろしい勢いで写真と動画が半ば勝手に(笑)撮影されて共有されてしまってるということでした。Poken については地方在住の私が持ってても意味がないよなと思っていたのですが、みんなPokenしてるので私もひとつ欲しくなりました。全体的にものすごくおおらかでどんな人であっても他人をリスペクトするという参加者一人一人の姿勢がBarCampをとてもすばらしいイベントにしたのではないかと思います。

次に行われるBarCampに向けてがんばっていきたいなと思ったのですが、次は BarCamp Tokyo Fall2009 ってすぐじゃないですか!! いづれにせよ何か発表できるように日々精進していきたいと思います。

今のところ、写真はこちら(Flickr)、動画はこちら(vimeo)に集約されています。また、ほぼ玉砕といっても過言ではない私のプレゼン(つづけてohtaさんのも入っています)はこちらです。

2009年5月12日火曜日

OpenSolaris Live USB Creator v0.03

各方面にてアナウンスしましたが、OpenSolaris Live USB Creator をバージョンアップし、 Version 0.03 をリリースいたしました。( OpenSolaris-announce でのアナウンス / JPOSUG でのアナウンス )

相変わらず英語のUIですが、exeファイル一発でインストーラーもレジストリも不要となっておりますので、OpenSolaris に興味があるという方はぜひ genunix.org などの USB イメージと共にお試しください。

OpenSolaris Live USB Creator (Windows/.NET)


今回のバージョンアップの目玉は "USB Stick template" の廃止です。

v0.02では実はMBRやdisklabelといったパーティションやスライスの情報を作る機能は実装されていなく、OpenSolaris実機でfdiskやformatコマンドを使って先頭からパーティション0スライス0の開始位置までを切り出してデータとして用意し、"USB Stick template" の選択に応じて先頭部分のデータを使い分けていました。ですので、あえて言えば「劣化版dd」ということができるかと思います。

HDDなどでは、シリンダ・ヘッダ・セクタといった物理的な構造に合わせてこういった情報を生成するのですが、USBメモリの場合物理的にそういったものがないのと、デバイスが報告するパラメータはさておいて、1シリンダ=4096セクタでパーティション構造を作り、現実的にはLBAでストレージ内の位置を示すようでしたので、「それならばいっそのこと何種類かパターンを作っておいて、適宜使い分ければddもどきでもLiveUSBメモリを作ることができるだろう」というねらいがありました。

そういった意味では非常にインスタントなネタツールというつもりだったのですが、意外にも多くの方に使ってもらい大きな反響を呼ぶことになり、この "USB Stick template" がなぜ必要なのかといった問い合わせももらったこともあり、真面目にてこ入れをしようということで今回のバージョンアップとなりました。

v0.03 では usbcopy スクリプトで実行されている fdisk および format コマンドの中で必要な部分を実装し、USBメモリ全体についてパーティションとスライスを作成し、その後にUSBイメージを書き込む流れになっています。またパーティションを設定するだけではブートできませんので、OpenSolaris で配布されている GRUB の stage1 stage2 のイメージをファイルリソースとして埋め込んでいます。また、"USB Stick template" を廃止したのでその分配布サイズが小さくなるという効果もありました。

今回のバージョンアップでようやく usbcopy スクリプト相当の働きとなってなんとか「ネタツール」から脱却した格好ですが、次のバージョンの構想も固まりつつあります。リリース時期は約束できませんが、近いうちにお見せできるのではないかと思います。

2009年4月11日土曜日

OpenSolaris Live USB Creator (Windows/.NET)

完全に自分のblogで紹介するのに遅れをとってしまいましたが、OpenSolarisやその派生OSのLiveUSBメモリを作るためのツールを作ってみました。

OpenSolaris Live USB Creator (Windows/.NET)


OpenSolaris でブート可能なUSBメモリを作る方法はあるにはあるのですが、そのためにはまずOpenSolarisやSolarisの環境を用意して、その上で usbcopy なるスクリプトを走らせる必要がありました。常にSolarisに囲まれている環境であればそれほど苦にもならないのでしょうけれども、手元にWindowsしかないような方には敷居が高く、今時のUMPCのような光学ドライブをもたないPCではどうにもならない状況でした。

LiveUSBをどうやって作るかという問題は実は OpenSolaris に限ったことではなく、各LinuxディストリビューションやWindowsでもいろいろな工夫をされている分野で、特に Fedora では Fedora LiveUSB Creator というツールが存在します。これと似たようなモノをOpenSolarisでも作れないかというのと、個人的に最近ハマってる EeePC で簡単に作る方法を模索してできたのがこのツールというわけです。今のところUIは英語ですけど、フィーリングで使うことができるのではないでしょうか。

実際の USB イメージは OpenSolaris の 場合 genunix.org から最新スナップショットをダウンロードすることができます。また純粋な OpenSolaris だけでなく、各派生OSの USB イメージも書き込むことができるかと思います。

ということで、OpenSolarisに興味があるけどイマイチ踏み込めないという方はこのツールでLiveUSBを作って体験してみてはいかがでしょうか。

2009年4月10日金曜日

Japan Perl Association (JPA)が設立されたものの...

新年度になって、いろいろな組織が立ち上がる季節ですが、 ここにきて Japan Perl Association (JPA) なんてものが立ち上がりました。関係者へのインタビューを含めた記事がマイコミジャーナルさんに掲載されています。

がしかし、この団体本当にPerlを愛しているのかぜんぜん分かりません。 その証拠に、4/10の時点でのJPAの「Perlについて」の段落のスクリーンキャプチャを掲載したいと思います。(赤丸はchonanが追加)




Perl

インターネットの創世記


どうですか? 「Perl技術及び文化の啓蒙・促進のための組織」が掲げたPerlの紹介文がこのように誤字脱字を連発している状況、あきらかにPerl愛が足りないと思いませんか?「インターネットの創世記」って言われても旧約聖書とインターネットは直接関係ありませんし。

この団体では個人会員も募っているようですが、個人情報の取り扱いに関する断り書きも掲載しておらず、この団体の素性を積極的に評価する要素がないように私には見えます。そういえば以前紹介したperl-users.jp も最新のニュースが 2008/11/17 となっている上にmooseの画像もリンク切れになっていて放置状態になっているわけでして、少なくともPerlに関してはまともなコミュニティは依然として shibuya.pm で、地方のユーザはそれぞれが独自に取り組むしかない状況が今後も続くように思われまれます。

私個人としてはスクリプト言語の第一選択候補は Python にしてしまったので、Perl界の将来を心配しても仕方ない立場なのではありますが、それにしてもちょっとお粗末なのではないでしょうか。

2009年4月7日火曜日

いやあ、あぶなかった

Internet Watchさんより、『PC通販サイト「GENO」のサイトに改ざんの疑い』と報道されている通り、4/4頃からGENOの通販サイトが改ざんされ、アクセスしたユーザのPCにウィルスを感染させようとする危険な状況に陥っていた(現在は「メンテンナンス中」となっています)ようです。

GENOについては個人的に利用しており、通販サイトも結構楽しみに見ていたので、これはマズいことになったということで使っているPCをすべてチェックしてみました。結果として、私も危険な状況であった時期にサイトにアクセスしていたことが判明しました。



といっても、ごらんの通り OpenSolaris でのアクセスですので、幸い大事には至りませんでした。ちなみにこの OpenSolaris が動いているのは、GENOでほぼ衝動買いしてしまった EeePC 900-A で、プレインストールされている Xandros は華麗にスルーして OpenSolaris マシンにしています。 さらに修理上がりのリファビッシュ品ということもあるので、痛PC化が進行中だったりします。

今回のウィルスは各社アンチウィルスソフトの対応が追いついていない状況で、ニュースとして扱われた 4/7 の状況では極一部のものを除いて検出できない状況で、買い物をするのでも気をつけないといけない時代になってしまったのかもしれません。

みなさんのPCは大丈夫ですか?

2009年3月19日木曜日

Project Jaris のプレスリリース

/.J にて、OpenSolarisベースの日本語対応Solaris「Jaris」公開中というトピックが掲載されています。JarisはいうまでもなくOpenSolarisベースの和製ディストリビューションとして開発が行われているもので、Solaris通の間では少なくとも名前程度は認知されていますし、Opensolaris.org のダウンロードページにもリンクが張られています。

そんなJarisなのですが、突如3/10にプレスリリースを発表し、それを受けて/.Jでトピックに採用された模様なのですが、プレスリリースそのものは3/19時点で公式サイトに掲載されておらず、ライセンスについても
ただ今Jarisライセンス改定を行っておりライセンス規定確定次第公開させていただきますのでもうしばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
となっており、万全を期してプレスリリースを発表したとは到底思えない状況となっています。また、プレスリリースにおいても、「2009年03月10日 15時 配信」とされているのにもかかわらず、本文中の公開予定の項目に2008年10月の項目があるというお粗末な状況で、よっぽど急いでプレスリリースを一般ユーザではなく、マスコミ向けに発表したかったのではないかと思われます。その動機についても同じプレスリリースにて書かれているようで、

 ■追記事項

当プロジェクトが評価版を公開している期間中に承諾なしにJarisを調査し3月発行の雑誌に記事掲載されることになっているようです。
 当方と致しましては、皆様マスコミ各位におかれましては、公平を期し、発表させて頂くことでお取扱いただく所存でしたが、結果的に残念に思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。
この部分をアピールしたかったのではないかと思われます。実際のところ、晋遊舎のLinux100%3月号でかなり大きく飛ばし気味に取り上げられていることから、プレスリリースで触れられているのはこの事であろうと思います。

ここで問題としたいのは、「Jarisを調査するのに承諾なんてものが必要なのか」ということ、そして「調査するのに承諾が必要なソフトウェアなんて馬鹿馬鹿しいだけなのではないのか」ということです。Jarisそのものについては数ヶ月前から活動されていて、関係者にとっては周知の事実なのにもかかわらず、飛ばし気味に雑誌に掲載されることに目くじらをたてるのはいかがなものかと思います。そんなに嫌なら評価版といえども時期が来るまで公開しなければいいだけの話なのではないでしょうか。ソフトウェアを公開するということ、ましてや「OpenSolaris派生」という看板を背負うことを甘く見すぎていたのではないのかと思います。

プレスリリースを出したことで、ますます後に引けなくなった部分はあろうかと思いますが、同属のOS使いとして今後の奮闘に期待したいところです。さしあたって突如音が出るトップページをなんとかしてもらえないでしょうか?

2009年1月19日月曜日

スラッシュドットジャパンでの電子メールの文字コードの話題

日本語のe-mail、ISO-2022-JP以外のcharsetを使うのは是か非か」という話題がスラッシュドットジャパンで展開されていますが、イマドキの最新流行は

んじゃなかったでしたっけ?

とまあ冗談はさておき、さまざまな問題が指摘されてはいますが大きな実績をあげている手法は尊重すべきと思います。そもそも論とか理想論をいくら展開しても現実的に実効性のあるやり方でなければ意味がありませんからね。

fjの昔から変わらず文字コードねたは多くの人が釣れる話題だなと改めて感じました。

2009年1月2日金曜日

O'Reilly Japan Ebook Store で電子書籍を買ってみた

教えて君.netの記事より、「動物本」としてIT関係者に親しまれている O'Reilly Japan が PDF形式の電子書籍の販売を開始しました。→ O'Reilly Japan Ebook Store(ソース記事サイトが微妙に思われるかもしれませんが、この話題の初見がここだったのでそれを尊重しています)

ラインアップを見てみると、書店で見かけて何度か買おうか物理的な大きさと価格的な部分も含めて悩んでいた 「Python クックブック 第2版」が並んでおり、2割引の価格設定がされていました。Ebook Store には、
    このEbookは、印刷、テキストのコピー、ページの抽出、内容の変更を行うことができません。
という記述があり、某アルファブロガーとされる方を中心にガッカリする声があるようでしたが、何といってもUMPCより大きくて重い本を見ながらUMPCでプログラム書くというのが途方もなくカッコ悪いので、悩んだ末に結局このEbookを買ってみました。何といっても持ち運びが楽なので満足しているところです。

確かに販売条件については不満が残る部分があるのは否めませんが、O'Reillyさんとしても昨今の状況を分析し便利さと権利を守ることを天秤にかけて検討し妥協した結果が今回の販売条件なのでしょうから、そこは汲んであげるべきかと思います。

実はこのエントリで購入した際に入手できるPDFファイルそのものについて記述していた部分がありましたがO'Reillyさんから難色を示すメールを頂きましたので技術的な部分について削除いたしました。O'Reillyさんとしても利用状況を見て今後検討されるということなので、そこに期待しつつささやかながら応援していきたいと思います。

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

去年は特に後半ここも本店も更新を滞らせてしまっておりましたが、年も新たになったことですし、心機一転して更新していきたいと思います。

皆様どうぞよろしくお願いします。