2014年6月8日日曜日

【デビュー】 日経Linux 2014年7月号 別冊付録に寄稿いたしました

みなさんこんばんは。

ここのところプライベートなところでUbuntu 関連の寄稿のお話をたくさんいただいておりましたが、「Ubuntu 14.04 LTS」のネームバリューは強く、とうとう日経BPさん発行の「日経Linux」にもデビューとなりました。

今回寄稿させていただいたのは、最新号となる 2014年7月号の別冊付録「Ubuntu 12.04LTS が超わかる本」で、IMやLibreOfficeなどの記事でおなじみのあわしろいくやさん、gihyo.jp さんでの Ubuntu Weekly Topics でおなじみの吉田史さん、不肖ワタクシの3人で執筆・監修をさせていただきました。

私の担当部分は別として、いくやさん、吉田さんの持ち味が存分に出て、付録の割に骨太な仕上がりとなっています。もちろんDVD付録には 14.04LTS の日本語 Remix が収録されていますので、今月号を手に入れると大きなファイルをダウンロードせずにインストールできる趣向です。 また、本誌では、Ubuntu Japanese Team メンバーの水野源さんの連載もあり、ずいぶん侵食(?)してしまった印象があります。

Ubuntu 以外の記事では、大人気の小型コンピュータ Raspberry Pi の記事、定番ではないけど「ちょっと光る」ソフトウェアの紹介と、非常に緩急ついた誌面構成となりました。ともすると「日経」の冠雑誌はどちらかというと業界の最新動向を紹介することに専念する印象がありましたが、Raspberry Pi での電子工作や実際にUbuntuをインストールしたり、今話題の仮想通貨をマイニングしてみるディストリビューション(とりあげられているのはLitecoin)を使ってみたりと、実践的な要素も多く取り入れ、より楽しく読むことができました。

個人的には Ubuntu だけではなく、国内で活発なコミュニティ活動を展開されている、DebianやVineLinuxあたりの記事も読みたいと思いました。昔は「みんなWindowsを使っているので面白くない」的な話題もありましたが、仮にWindowsがUbuntuに置き換わっただけではやっぱり面白くない気がします。いろんな人が、いろんな考え方のもとに、いろんなOSやソフトウェアを使うというのが面白いと思っています。

日経Linuxに限ったことではありませんが、特別企画的な意味合いが強いので水野さんの連載以外は今後どうなるかはわからないのに、やめときゃいいのに別冊付録の後記にフラグを立てるようなことを書いてしましました。またどこかの誌面で皆さんとお会いできる機会をいただければなどと思いあがった野望を抱いてます(できれば個人的にあまり忙しくないときに執筆したい!です...)。

毎度毎度で恐縮ですが、ピピっと感じた方は書店やAmazonなどでゲットしていただければ幸いです。