2008年3月28日金曜日

ついカッとなってPhenomマシン組んでみた

ここのところストレスフルな生活をしていてへこんでおりましたが、そんな生活から脱却するために、Phenomマシンを組んでみました。

今回はK6II-400Mhzのマシンをリプレース(交換)してみました。新CPUはPhenom9600BEということで、実際のCPU周波数では5.75倍、4コア搭載で 5.75倍のさらに4倍で当社比23倍という訳の分からない状況になっています。

マザーボードは今旬らしいAMD 780Gチップセット搭載のECS製A780GM-A、メモリ2GB、HDDはストックしているものを流用しました。OSは64bitマルチコアCPUのメリットを最大限に活用するために Solaris Express Developer Edition、オンボードのサウンド・ネットワークデバイスは使えるドライバがないことを想定して、先代マシンから移植、VGAは内蔵のものでがんばるという方針です。

OSインストールの前にKNOPPIXを起動して本当にペンギンが4体並ぶのを見たところで、SXDE(b84)インストール、予想通りオンボードのデバイスが微妙に使えてない状況ですがインストールが完了しました。psrinfo コマンドで確認すると

% psrinfo -v -p
The physical processor has 4 virtual processors (0-3)
  x86 (AuthenticAMD 100F22 family 16 model 2 step 2 clock 2300 MHz)
        AMD Phenom(tm) 9600 Quad-Core Processor

という具合に認識されています。prstat コマンドでみても STATUS の欄に cpu0 ~ cpu3 がそれぞれ割当られている様子が確認できました。

一昔前であればこんな計算機なんてどんなに安くても100万単位のシステム価格ですから、いかにPhenom+780Gの組み合わせが安いのかが分かります。世間では Errataがどうのとか、Hybrid Graphics がとうのとかベンチマークがどうのとか言われていますが、amd64アーキテクチャで一日の長がある Solaris が最適なのではないでしょうか。

次回(?)はそんなPhenomマシンのマザーボード内蔵デバイスを何とかするネタを書いてみたいと思います。

2008年2月17日日曜日

ASUS Eee PC 投入

個人的にこの冬一番の注目ノートPCに位置づけていた ASUS Eee PC ですが、紆余曲折があったものの、なんとか入手できました。下の画像は購入記念ということで喫茶店でそれっぽい写真を撮ってみたものです。さりげなく大きさ比較のために Nintendo DS Lite も置いてみました。
このEeePCですが、先行発売されている海外版製品とは異なりWindows XP Homeが搭載されることになったり、かなり早い段階でAmazonで予約が開始されたものの、販売価格が事前に報道されていたものより8,000円高い価格が設定されていたことがあったりと、流通・販売で今なお混乱が続いている製品です。この辺の事情についてはITProの記事が詳しいのですが、私も入手するまで本当に苦労しました。

私の場合は、1/18にAmazonに予約を入れたものの発売日に商品の確保を受けられず、発売当初に商品を入手できない、いわいるkonozama状態に陥りました。さらに1/25に気まぐれで支払い方法を変更しAmazon的には列の最後尾に並ぶこととなり、konozamaはさらに泥沼状態になりました(恥ずかしながらこの仕様はずいぶん後に知りました)。

しかたがないので、ダメ元で車を走らせて実店舗めぐりをしたのですが、はじめに行った某正規取扱い店では値段がついて在庫があり今すぐでも売ってくれそうな勢いのPOPがあるものの、実際には展示品1台のみで在庫はない予約受付状態という不当表示状態でした。値段は保証しても在庫は保証しないのがこの店のポリシーかと落胆し、PC工房さんに回ったら1台展示品があるものの、ショップについたとたんに目の前で売れてしまいました。不当表示の某店の対応とは打って変わって現品であることを十分に説明したうえで販売する様子が本当にうらやましかったです。

その後日々は流れて2月に入ったもののAmazonのほうは商品が確保される様子もなく、どうなっているのかとサポートに連絡したら、注文内容の変更が最後尾に並ぶことを意味するというkonozama仕様を知らされました。ここにきて時節的に春節ということもあり想像以上の事態の深刻さを悟ったのですが、現品販売がない限りAmazonで待つより他手が打てない状況に陥っていました。

ですが事態は急変し、PC工房さんの通販で2/8に即納で少量入荷との表記を見てすぐさま注文、注文が確定した段階でAmazonはキャンセルし、なんとか商品の確保ができたのでした。PC工房さんは週末にもかかわらず最速で発送事務を行ってくださり、連休中に手元に届く結果となりました。「即納」という謳い文句に即した仕事だったと思います。

このPCを買うまでの間でここまで苦労しているわけですが、今回の騒動についてはASUSの品薄という状況が大きな要因ではあるのですが、それ以上に流通・販売業者のマズさが輪をかけて事態を悪化させているように思います。特にAmazonに卸している代理店についてはITProの記事の2ページ目に書かれているように意図的に値段を流してみるようなことをしてみたり、某正規取扱い店のように在庫が潤沢にあるように見せかけて実は予約のみという不当表示が横行していたりと不快な思いをすることが多かったように思います。またこれからEeePCを買おうとした場合、予約を入れて無限待ち状態という極端な品薄状態が続いているとのことです。ASUSの品薄解消はもちろんのこと、プレスリリースを出すような正規取扱店や大手通販に卸している代理店がエンドユーザを軽視した行動をとっているということはこの製品の大きな足かせになるのではないでしょうか。今回の件については真にエンドユーザの立場に立つビジネスを行っているのはどこなのかということを痛感させられました。