2020年6月4日木曜日

8GB版ラズパイ4B発売、そしてケースに悩まされる

みなさん、こんにちは。

ここ数ヶ月は新型コロナ騒動で世の中が大変なことになっていますが、私も 2 か月近くテレワークということで働いています。そして偶数月というと「日経Linux」の発売で今回も記事を書かさせていただきました。

その雑誌原稿が一段落した5月末に Raspberry Pi 4 B の新モデルであるメモリ 8GB 搭載版が発表されました。私は雑誌にラズパイの記事を書いている立場ですから当然のように購入しました。

8GB 版のラズパイについてはこの号の「日経Linux」には間に合わないので、この blog で速報的にお知らせしたいと思います。

2019年12月4日水曜日

「桜を見る会」と「シンクライアント方式」

みなさんこんにちは。

2019年12月に、国会では「桜を見る会」についての政府-野党間の応酬が行われています。個人的は「桜を見る会」よりも優先して議論すべきことがあるのではないかと思いつつ日々のニュースを流していたところですが、政府サイドから「シンクライアント方式」というワードが飛び出して話題になっています。2019年12月2日の午前の官房長官記者会見の模様が記事になっていたので、引用します( その後参議院本会議で安倍首相が同様の答弁を行いニュースとなりました )。
――招待者名簿については、電子データも削除して復元できないとの説明だが、サーバーを破壊するなど物理的に復元できない措置を取っているのか。

「内閣府が採用しているシステムは、サーバーデータを集中管理する『シンクライアント方式』であり、(個々の)端末にデータは保存されていない。運用事業者によれば、サーバーのデータを破棄後、バックアップデータの保存期間を終えた後は、復元は不可能であるという報告を内閣府の事務方から聞いている」

――そうなると、もうサーバー内にも電子データは残されていないのか。

「今、私が申し上げたとおりだ」

――サーバーデータのバックアップ保存期間は、省庁によってもシステムによっても違うと思うが、内閣府の場合はどのくらいか。

「私は承知していない。ただ、運用事業者によれば、サーバーのデータを破壊後、バックアップデータの保存期間を終えた後は、復元は不可能であるという報告を内閣府から受けている。詳細は事務方にお尋ねいただきたい」

この「シンクライアント方式」ですが、国会で首相答弁の内容に IT なワードが出てきたからか、マスコミや Twitter 等で話題になっていますが、マスコミの解説記事や SNS のつぶやきなどは政権を攻撃したいがための誤った解釈や雑な発言にあふれています。すべてを取り上げるわけにはいかないのですが、目に付いたところを見ていきたいと思います。