先週末は、東京・Sun用賀本社で行われた BarCamp Tokyo2009 に参加してまいりました。
「ぐぬぬ痛PC」オーナーのchonanでございます。
参加までのいきさつですが、Sunが会場提供しているということとにわかに話題になっているらしい例の OpenSolaris Live USB Creator について話すべきだと masafumi_ohta さんに強く勧められて参加することとなりました。私としてはこのBarCampが用賀デビュー、英語プレゼンテーションデビューでございました。
BarCampというのが一体どういうイベントなのかということについては参加してみるまでよく分からなかったのですが、参加者全員がなにか発表することを求められているのと、コミュニケーションは実質的に英語を使わざるをえないということだけをおぼろげながらつかんでいました。
正直英語でプレゼンやディスカッションなんて全く全然自信がないわけですが、いつかはやらないといけないことでもありますので、もう体当たり玉砕覚悟という状況でした。また、折角このようなイベントに参加するわけですから、プレゼンが最悪でも何かアピールするものを用意したいということで、この「ぐぬぬ痛PC」を用意いたしました。BarCampそのものについての説明については、会場で名刺をいただいた秋元@サイボウズラボ さんの報告が非常に分かりやすいので興味をもった方はぜひチェックしてみてください。まさに「英語が苦手な分、ネタでカバー」ということでございます。
このBarCampに参加して本当に驚いたのが、しゃべった人間すべてがみんなスゴい人たちで非常に密度の濃いイベントだったということ、twitter と Poken が圧巻していたということ、恐ろしい勢いで写真と動画が半ば勝手に(笑)撮影されて共有されてしまってるということでした。Poken については地方在住の私が持ってても意味がないよなと思っていたのですが、みんなPokenしてるので私もひとつ欲しくなりました。全体的にものすごくおおらかでどんな人であっても他人をリスペクトするという参加者一人一人の姿勢がBarCampをとてもすばらしいイベントにしたのではないかと思います。
次に行われるBarCampに向けてがんばっていきたいなと思ったのですが、次は BarCamp Tokyo Fall2009 ってすぐじゃないですか!! いづれにせよ何か発表できるように日々精進していきたいと思います。
今のところ、写真はこちら(Flickr)、動画はこちら(vimeo)に集約されています。また、ほぼ玉砕といっても過言ではない私のプレゼン(つづけてohtaさんのも入っています)はこちらです。
2009年5月19日火曜日
2009年5月12日火曜日
OpenSolaris Live USB Creator v0.03
各方面にてアナウンスしましたが、OpenSolaris Live USB Creator をバージョンアップし、 Version 0.03 をリリースいたしました。( OpenSolaris-announce でのアナウンス / JPOSUG でのアナウンス )
相変わらず英語のUIですが、exeファイル一発でインストーラーもレジストリも不要となっておりますので、OpenSolaris に興味があるという方はぜひ genunix.org などの USB イメージと共にお試しください。
OpenSolaris Live USB Creator (Windows/.NET)
今回のバージョンアップの目玉は "USB Stick template" の廃止です。
v0.02では実はMBRやdisklabelといったパーティションやスライスの情報を作る機能は実装されていなく、OpenSolaris実機でfdiskやformatコマンドを使って先頭からパーティション0スライス0の開始位置までを切り出してデータとして用意し、"USB Stick template" の選択に応じて先頭部分のデータを使い分けていました。ですので、あえて言えば「劣化版dd」ということができるかと思います。
HDDなどでは、シリンダ・ヘッダ・セクタといった物理的な構造に合わせてこういった情報を生成するのですが、USBメモリの場合物理的にそういったものがないのと、デバイスが報告するパラメータはさておいて、1シリンダ=4096セクタでパーティション構造を作り、現実的にはLBAでストレージ内の位置を示すようでしたので、「それならばいっそのこと何種類かパターンを作っておいて、適宜使い分ければddもどきでもLiveUSBメモリを作ることができるだろう」というねらいがありました。
そういった意味では非常にインスタントなネタツールというつもりだったのですが、意外にも多くの方に使ってもらい大きな反響を呼ぶことになり、この "USB Stick template" がなぜ必要なのかといった問い合わせももらったこともあり、真面目にてこ入れをしようということで今回のバージョンアップとなりました。
v0.03 では usbcopy スクリプトで実行されている fdisk および format コマンドの中で必要な部分を実装し、USBメモリ全体についてパーティションとスライスを作成し、その後にUSBイメージを書き込む流れになっています。またパーティションを設定するだけではブートできませんので、OpenSolaris で配布されている GRUB の stage1 stage2 のイメージをファイルリソースとして埋め込んでいます。また、"USB Stick template" を廃止したのでその分配布サイズが小さくなるという効果もありました。
今回のバージョンアップでようやく usbcopy スクリプト相当の働きとなってなんとか「ネタツール」から脱却した格好ですが、次のバージョンの構想も固まりつつあります。リリース時期は約束できませんが、近いうちにお見せできるのではないかと思います。
相変わらず英語のUIですが、exeファイル一発でインストーラーもレジストリも不要となっておりますので、OpenSolaris に興味があるという方はぜひ genunix.org などの USB イメージと共にお試しください。
OpenSolaris Live USB Creator (Windows/.NET)
今回のバージョンアップの目玉は "USB Stick template" の廃止です。
v0.02では実はMBRやdisklabelといったパーティションやスライスの情報を作る機能は実装されていなく、OpenSolaris実機でfdiskやformatコマンドを使って先頭からパーティション0スライス0の開始位置までを切り出してデータとして用意し、"USB Stick template" の選択に応じて先頭部分のデータを使い分けていました。ですので、あえて言えば「劣化版dd」ということができるかと思います。
HDDなどでは、シリンダ・ヘッダ・セクタといった物理的な構造に合わせてこういった情報を生成するのですが、USBメモリの場合物理的にそういったものがないのと、デバイスが報告するパラメータはさておいて、1シリンダ=4096セクタでパーティション構造を作り、現実的にはLBAでストレージ内の位置を示すようでしたので、「それならばいっそのこと何種類かパターンを作っておいて、適宜使い分ければddもどきでもLiveUSBメモリを作ることができるだろう」というねらいがありました。
そういった意味では非常にインスタントなネタツールというつもりだったのですが、意外にも多くの方に使ってもらい大きな反響を呼ぶことになり、この "USB Stick template" がなぜ必要なのかといった問い合わせももらったこともあり、真面目にてこ入れをしようということで今回のバージョンアップとなりました。
v0.03 では usbcopy スクリプトで実行されている fdisk および format コマンドの中で必要な部分を実装し、USBメモリ全体についてパーティションとスライスを作成し、その後にUSBイメージを書き込む流れになっています。またパーティションを設定するだけではブートできませんので、OpenSolaris で配布されている GRUB の stage1 stage2 のイメージをファイルリソースとして埋め込んでいます。また、"USB Stick template" を廃止したのでその分配布サイズが小さくなるという効果もありました。
今回のバージョンアップでようやく usbcopy スクリプト相当の働きとなってなんとか「ネタツール」から脱却した格好ですが、次のバージョンの構想も固まりつつあります。リリース時期は約束できませんが、近いうちにお見せできるのではないかと思います。
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