2009年4月11日土曜日

OpenSolaris Live USB Creator (Windows/.NET)

完全に自分のblogで紹介するのに遅れをとってしまいましたが、OpenSolarisやその派生OSのLiveUSBメモリを作るためのツールを作ってみました。

OpenSolaris Live USB Creator (Windows/.NET)


OpenSolaris でブート可能なUSBメモリを作る方法はあるにはあるのですが、そのためにはまずOpenSolarisやSolarisの環境を用意して、その上で usbcopy なるスクリプトを走らせる必要がありました。常にSolarisに囲まれている環境であればそれほど苦にもならないのでしょうけれども、手元にWindowsしかないような方には敷居が高く、今時のUMPCのような光学ドライブをもたないPCではどうにもならない状況でした。

LiveUSBをどうやって作るかという問題は実は OpenSolaris に限ったことではなく、各LinuxディストリビューションやWindowsでもいろいろな工夫をされている分野で、特に Fedora では Fedora LiveUSB Creator というツールが存在します。これと似たようなモノをOpenSolarisでも作れないかというのと、個人的に最近ハマってる EeePC で簡単に作る方法を模索してできたのがこのツールというわけです。今のところUIは英語ですけど、フィーリングで使うことができるのではないでしょうか。

実際の USB イメージは OpenSolaris の 場合 genunix.org から最新スナップショットをダウンロードすることができます。また純粋な OpenSolaris だけでなく、各派生OSの USB イメージも書き込むことができるかと思います。

ということで、OpenSolarisに興味があるけどイマイチ踏み込めないという方はこのツールでLiveUSBを作って体験してみてはいかがでしょうか。

2009年4月10日金曜日

Japan Perl Association (JPA)が設立されたものの...

新年度になって、いろいろな組織が立ち上がる季節ですが、 ここにきて Japan Perl Association (JPA) なんてものが立ち上がりました。関係者へのインタビューを含めた記事がマイコミジャーナルさんに掲載されています。

がしかし、この団体本当にPerlを愛しているのかぜんぜん分かりません。 その証拠に、4/10の時点でのJPAの「Perlについて」の段落のスクリーンキャプチャを掲載したいと思います。(赤丸はchonanが追加)




Perl

インターネットの創世記


どうですか? 「Perl技術及び文化の啓蒙・促進のための組織」が掲げたPerlの紹介文がこのように誤字脱字を連発している状況、あきらかにPerl愛が足りないと思いませんか?「インターネットの創世記」って言われても旧約聖書とインターネットは直接関係ありませんし。

この団体では個人会員も募っているようですが、個人情報の取り扱いに関する断り書きも掲載しておらず、この団体の素性を積極的に評価する要素がないように私には見えます。そういえば以前紹介したperl-users.jp も最新のニュースが 2008/11/17 となっている上にmooseの画像もリンク切れになっていて放置状態になっているわけでして、少なくともPerlに関してはまともなコミュニティは依然として shibuya.pm で、地方のユーザはそれぞれが独自に取り組むしかない状況が今後も続くように思われまれます。

私個人としてはスクリプト言語の第一選択候補は Python にしてしまったので、Perl界の将来を心配しても仕方ない立場なのではありますが、それにしてもちょっとお粗末なのではないでしょうか。

2009年4月7日火曜日

いやあ、あぶなかった

Internet Watchさんより、『PC通販サイト「GENO」のサイトに改ざんの疑い』と報道されている通り、4/4頃からGENOの通販サイトが改ざんされ、アクセスしたユーザのPCにウィルスを感染させようとする危険な状況に陥っていた(現在は「メンテンナンス中」となっています)ようです。

GENOについては個人的に利用しており、通販サイトも結構楽しみに見ていたので、これはマズいことになったということで使っているPCをすべてチェックしてみました。結果として、私も危険な状況であった時期にサイトにアクセスしていたことが判明しました。



といっても、ごらんの通り OpenSolaris でのアクセスですので、幸い大事には至りませんでした。ちなみにこの OpenSolaris が動いているのは、GENOでほぼ衝動買いしてしまった EeePC 900-A で、プレインストールされている Xandros は華麗にスルーして OpenSolaris マシンにしています。 さらに修理上がりのリファビッシュ品ということもあるので、痛PC化が進行中だったりします。

今回のウィルスは各社アンチウィルスソフトの対応が追いついていない状況で、ニュースとして扱われた 4/7 の状況では極一部のものを除いて検出できない状況で、買い物をするのでも気をつけないといけない時代になってしまったのかもしれません。

みなさんのPCは大丈夫ですか?