節分の鬼たちも準備に余念がない、節分イブの2/2に阿佐ヶ谷ロフトAで開催されたトークイベント「サロン・ド・久谷女子」に参加してきました。
久谷女子というのは、ネットや起こっているあれこれをテーマに、コミケで同人活動をしている「WEB女子」のサークルなのですが、単にカンバンに「女子」という文字をかかげて「てへぺろ」しているようなものではなく、自分たちが表現したいことをほぼ直球でぶつけていくスタイルのガチンコ(褒め)の女子達です。メンバーの昼の顔は編集者、IT戦士、広告代理店勤務、書家、記者とメンバーによっては職業で身バレしそうな、でも大いに活躍されている方々です。
そもそも久谷女子の存在を知ったのは昨年下北沢のB&Bで開催された忘年会やその前のトークライブでして、「実物のIT戦士ゆかたん」を見に行こうという非常にミーハーな動機だったのですが、話を聞いてみると非常に説得力のあるというか共感しがいのあるトークが繰り広げられて、私としては、おきにいりの集団となっておりました。
今回のサロン・ド~も忘年会で先行販売チケットをゲットしたばかりで飽き足らず、街角美人さんを拉致っての参加です。
今回のイベントもそういったWEB女子の彼女たちの魅力が詰まった内容で、メンバーのプロフィールで複数のメンバーがNECの文豪を買って二次創作小説を書いたという過去を持っていたりガジェット通、キーボード通、さらには最初のガジェットが筆という想像を超えた方々でございました。みなさん愛すべきこじらせようでございます。
この日のトークの中で非常に印象に残ったのが「辻ザオ」のお話です。ドラクエ10(残念ながら私はプレイしていません)で行き倒れになっているところに見ず知らずのプレーヤーがザオラル(蘇生の呪文)をかけていくというエピソード (カオルンバさん) と、ネットが「リア充化している」と指摘している(岡田有花さん)お話でした。
確かにここ数年なんらかの形でネットを使う人というのはそれこそ爆発的に増加したのですが、それに伴い、住人は少なかったけどみんなでキャッキャウフフできた場所ではなくなり、ちょっと世知がない状態になったという指摘はあるのではないかと思います。だからこそ道すがら倒れている(というか死んでいる)プレーヤーにザオラルをかけたり、まだ「スレていない」理想郷を探したくなるのも共感できる話だと思いました。
ですが、よく考えたら僕たちがオープンソースで活動しているようなことって、それこそ善意と愛で運営(ちょっとここ自分で書いてて恥ずかしくなった)されているようなもので、彼女たちのいう桃源郷のようなものはそれこそオープンソース界隈で包み込んであげる必要があるのではないかと勝手に勘違いしました。
確かにオープンソースな我々も、もうちょっと「わかりやすい」形でアピールしていかないといけないなと思ったのでした。そんな私ですが、来る2/22にオープンソースカンファレンス 2013 Tokyo Spring で Ubuntu Japanese Team のセミナーを担当させていただきます。久谷女子のみなさんのように輝けるかは全く自信がありませんが、お誘いあわせの上見物にでも来ていただければ幸いです。
最後に、「サロン・ド・久谷女子」、第2回目以降も(勝手に)期待しています!!