今回はK6II-400Mhzのマシンをリプレース(交換)してみました。新CPUはPhenom9600BEということで、実際のCPU周波数では5.75倍、4コア搭載で 5.75倍のさらに4倍で当社比23倍という訳の分からない状況になっています。
マザーボードは今旬らしいAMD 780Gチップセット搭載のECS製A780GM-A、メモリ2GB、HDDはストックしているものを流用しました。OSは64bitマルチコアCPUのメリットを最大限に活用するために Solaris Express Developer Edition、オンボードのサウンド・ネットワークデバイスは使えるドライバがないことを想定して、先代マシンから移植、VGAは内蔵のものでがんばるという方針です。
OSインストールの前にKNOPPIXを起動して本当にペンギンが4体並ぶのを見たところで、SXDE(b84)インストール、予想通りオンボードのデバイスが微妙に使えてない状況ですがインストールが完了しました。psrinfo コマンドで確認すると
% psrinfo -v -p
The physical processor has 4 virtual processors (0-3)
x86 (AuthenticAMD 100F22 family 16 model 2 step 2 clock 2300 MHz)
AMD Phenom(tm) 9600 Quad-Core Processor
という具合に認識されています。prstat コマンドでみても STATUS の欄に cpu0 ~ cpu3 がそれぞれ割当られている様子が確認できました。
一昔前であればこんな計算機なんてどんなに安くても100万単位のシステム価格ですから、いかにPhenom+780Gの組み合わせが安いのかが分かります。世間では Errataがどうのとか、Hybrid Graphics がとうのとかベンチマークがどうのとか言われていますが、amd64アーキテクチャで一日の長がある Solaris が最適なのではないでしょうか。
次回(?)はそんなPhenomマシンのマザーボード内蔵デバイスを何とかするネタを書いてみたいと思います。