2014年4月24日木曜日

「の.みんな」ドメインを取得してみました

みなさんこんばんは。

今年1月にニュースサイトにとりあげられた、Google が運営するgTLD「.みんな」ドメインの取得に挑戦していましたが、なんとか取得できてようやく使えるようになりました。

取得したのは「の.みんな」と汎用性の高い1文字助詞なドメインで、先行登録〜オークションを経て獲得したものです。

現在、自分の Twitter のタイムラインで mikutter 関係者が盛り上がっている(?) キーワードの「ておくれ」をサブドメインに使って、 mikutter の公式サイトに移動するだけの「http://ておくれ.の.みんな/」をネタで立ち上げています。

この、「.みんな」ドメインですが、最終的に
  • 商標権者優先登録(サンライズ) 2013/12/09 〜 2014/02/26 ( 当初 12/01 〜 02/14  )
  • 先行登録(ランドラッシュ) 2014/01/15 〜 2014/02/26 ( 当初 01/16 〜 02/14 )
  • 一般登録 2014/03/04 〜 ( 当初 2/21〜  )
というスケジュールとなりましたが、登録者が多いということで、カッコ内の当初スケジュールが伸ばされ、またサンライズ・ランドラッシュ期間で重複したドメイン名の希望者が複数名乗りをあげた場合には、オークションが開催されることになっていました。


当時、http://はじめよう.みんな/ でプロモーションが展開されニュースになっていたときには、「こっち.みんな」のような大喜利が展開されていましたが、そのあたりから汎用性の高さを狙って「の.みんな」に密かに狙いをつけていました。変に口外するとライバルが増えるだけなので、登録申請していることはごくごく近い人間だけに知らせていました。

先行登録期間が終わって蓋をあけてみると、予想通り何件か同じ申請があったらしく、オークションで登録者が決められることになりました。オークションも結局のところ先行登録期間終了から2週間待たされる形で(すでにげんなり気味) 2014/03/12 スタート、どのくらいの金額を入札するか迷った挙句、ネタとして出せそうなところを入札したところ、幸運にも 3/25 に落札できました( 高騰するようなら諦めるつもりでした )。

その後お金を払って登録ということになるのですが、Google Registry がなかなか事務処理を進めてくれないという展開が発生し、オークションシステムの pool.com の窓口に連絡したら「Google Registry から請求が来ていない」という回答を、また、とばっちりなのは重々承知でレジストラのゴンベエドメインにも照会してみたら「同様に事務処理が滞っている件が多発している」という、微妙な状況だったことを知ることになりました。

私のようなネタ用途ならまだしも(エイプリルフールねたもしくは新年度から使うのには間に合いません。そもそもエイプリルフールねたを仕込む余裕など私にはなかったわけですが...)、スケジュール立てて計画していた方は気が気ではなかったのではないでしょうか。

結局その後忘れたころにオークション代が引き落とされ(このあたり放置プレイ炸裂)、その後またしばらくしてゴンベエドメインで登録状態になったというのが現在の状況です(やれやれ)。

ドメイン名が重複することを考えないのであれば、一般登録を行った方が優先・先行登録よりも早く使いはじめることができたようで、このあたりも微妙に感じる要素だったのかもしれません。

新しい gTLD というわけではないのですが、随分前にJPNICとJPRSが汎用JPドメインを解放したときには関係者の尽力のおかげで事前に設定した期日通りに登録や抽選が実施されたのですが、このあたりの差がもしかしたら信用やブランドに結びつくような気がします。

1回だけの事務処理だけれどもうまく処理を回したり、不足の事態が起こったら状況を顧客に公開するといった努力が Google Registry には必要だったのかもしれません(一言でいうと「しっかり仕事しろ」というところに尽きてしまうのですが...)。

今後 gTLD はどんどん増えていくということですが、このようなところの事務処理能力も選択材料にすべきなのかもしれません。