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2014年4月24日木曜日

「の.みんな」ドメインを取得してみました

みなさんこんばんは。

今年1月にニュースサイトにとりあげられた、Google が運営するgTLD「.みんな」ドメインの取得に挑戦していましたが、なんとか取得できてようやく使えるようになりました。

取得したのは「の.みんな」と汎用性の高い1文字助詞なドメインで、先行登録〜オークションを経て獲得したものです。

現在、自分の Twitter のタイムラインで mikutter 関係者が盛り上がっている(?) キーワードの「ておくれ」をサブドメインに使って、 mikutter の公式サイトに移動するだけの「http://ておくれ.の.みんな/」をネタで立ち上げています。

この、「.みんな」ドメインですが、最終的に
  • 商標権者優先登録(サンライズ) 2013/12/09 〜 2014/02/26 ( 当初 12/01 〜 02/14  )
  • 先行登録(ランドラッシュ) 2014/01/15 〜 2014/02/26 ( 当初 01/16 〜 02/14 )
  • 一般登録 2014/03/04 〜 ( 当初 2/21〜  )
というスケジュールとなりましたが、登録者が多いということで、カッコ内の当初スケジュールが伸ばされ、またサンライズ・ランドラッシュ期間で重複したドメイン名の希望者が複数名乗りをあげた場合には、オークションが開催されることになっていました。

2012年9月27日木曜日

Nexus 7 が国内でも購入できるようになりました

Google の Andorid タブレット Nexus 7 が日本でも購入できるようになりました。

そして、この Nexus 7 に合わせて、Google Play ブックスがオープンしたことがアナウンスされました。

突然の記者会見


Nexus 7 販売開始に合わせて Google が記者会見を行ったのですが、その模様を岡田有花さんが ITMedia で記事にしています。

Androidの強みは「オープン性」、「競合よりはるかに速く成長」――Googleシュミット会長が来日 〜 ITMedia

余談になりますが、この岡田有花さんの記事でのシュミット会長の写真につけられたキャプションが気になります。
Nexus 7を手にするシュミット氏。約15分間のプレゼンテーション中は常に台本のような紙を持ち、時折目を落としながら話していた
 岡田有花さんも直接本人に確認したわけではないので「台本のような」と断定した言い方は避けていますが、拡大写真を見ると確かに脇に抱えた紙に
with each app being like extra blades on Swiss Army knife. And that means ...
We recently launched a tablet in the US and Europe called the Nexus 7 ____ ____ what is possible when hardware and software combine with 
(NEX)US7 - SLIDE WITH NEXUS 7 APPEAR
といった文字が読み取れるような気がします。 Google はオープンにすべきものはオープンにする一方で、自身のビジネスに関する部分は徹底的に秘密主義を貫くことが知られていますが、良い悪いは別として、こういった台本を手にトップエクゼクティブがプレゼンをするというのも非常に興味深いものがあります。

Nexus 7 登場の意義


さてこの Nexus 7 ですが、日本で発売が開始されたことはこんな意義があるのではないかと思います。
  • 「Google 公式の」タブレット端末である
  • 本を読むという体験に関してようやく iOS に並びかけた
  • 中華端末の価格的メリットが少なくなった
 先日発売された Ubuntu Magazine vol.09 では中華端末視点での記事になりましたが、Nexus 7 が市場に登場したことでもう一度掘り下げてみたいと思います。

( 余談ですが個人的には海外から取り寄せていて、手元に届くタイミングによっては記事でも一部触れる予定でしたがバックオーダー状態になってしまい Nexus 7 が手元に届いたのは脱稿後になってしまいました )

「Google 公式の」タブレット端末である


Ubuntu Magazine の Android 特集でもちょっと触れましたが、真面目に Android 開発をしようと思った時にネックになることとして「まっとうな開発端末を手に入れる」ということがあります。

今まではどうしても Android 端末は「携帯電話・スマートフォン」という前提があったため、キャリアが販売することが前提になっており、月々の契約が必要になったり、キャリアによる時としてお節介になりがちなカスタマイズが施されローカル色の強い端末を使わざるを得ず、また「公式のNexus端末」は日本ではごく一部の例外機種を除いて販売されてこなかったので、手に入れようとすると海外から取り寄せなければならないという開発者(ガジェットギークも含めて?)泣かせの事情がありました。Nexus 7 については1か月くらい前から秋葉原のショップで見かけることがありましたが、自力で送料をかけて輸入する価値があるほどのプレミアム価格がつけられていた事情もありました。

標準的な位置づけの端末が国内で簡単に購入できるようになったということは開発者にとっては大きな福音になるのではないかと思います。

本を読むという体験に関してはようやく iOS に並びかけた


そして、「Google Play ブックス」です。iPad を使う用途の一つとして「電子書籍を読む」ということがありますが、ようやくそれに近いことができるようになりました。「なんとなく便利そうなモノ」から「少なくとも電子書籍を読むことができるモノ」に進化したことは大きいのではないかと思います。

この Google Play ブックスは ヘルプによると Android 2.2 以降で Google Play ストアアプリが導入されている環境 で動作するということなので、Nexus 7 云々はおいておいても、Android ユーザーの 95 % 超の端末で「Google Play ブックス」のコンテンツを利用することができるようになったということになります。

また、国内の電子書籍ということでいうと、楽天の kobo がサービスとしては先行していて、Google の場合はコンテンツの品揃えについて具体的な数字を出しているわけではないものの、著作権が切れた本をデジタル化する「Google Books」の成果が今回の「Google Play ブックス」で利用できることが大きな特徴です。国内では慶応義塾図書館の資料の一部が該当し、検索キーワードによっては、電子書籍に混じって古本屋でしか入手できない資料がヒットして「無料で購入」できるのが非常に興味ぶかいところです。

中華端末の価格的メリットが少なくなった


さらにガジェットギークの方にとっての一番の変化は Nexus 7 の販売価格だと思います。現在 Google Play で 16GB モデルが 19,800 円で販売されていますが、現在 1万円台前半で売られていることが多い中華Androidタブレットとの価格差が圧縮されました。これまで中華端末は
  • 搭載されているOSが新しい
  • 価格的に安い
という2つのメリットがありましたが、Nexus 7 の登場でこのメリットの両方を失ってしまうことになります。公式端末の入手が難しいという状況で一定の支持を得てきた部分があるので、今後どういった展開を見せるのか注目したいところです。

Nexus 7 は買いか?


ということで、Nexus 7 はどんな人が買うべきかということを考えみました。

買うべき人

 
  • Android 開発者
  • 最新のAndroid OS を使いたい人
  • タブレット製品に興味があったけども購入にふんぎりがつかなかった人
 

それほど気にしてなくてもいい人

 
  • 単に Android で本を読みたい人 ( Google Play ブックスは Android 2.2 以降の端末で動きます )
  • 中華タブレットをバリバリ使っている人 ( Android 4.0 → 4.1 はそれほど目を見張る新機能はありません。地味に見えがちな改良点がたくさんあるのも事実ですが )
  • カメラアプリを使いたい人 ( アウターカメラついていません! )
  • Wifi インターネット接続環境を用意できていない人 ( Nexus 7 単体では Wifi のみです。すでに ISP各社がセットプランを発表しているので、それに乗るのも一つの手段かもしれません )

2012年6月5日火曜日

Google Code Jam 2012 結果ご報告

ご無沙汰しております。引越し後の東京の生活にもようやく落ち着いてきたところでございます。

といっても仕事以外の部分で引き続き半死半生な感じでありますが、それに耐え得るだけのものを身に着けたい今日この頃です。

さて、今年も Worldwide な Google Code Jam 2012 に参加いたしました。参加日程に詳しい方はこのエントリを今の段階で書いている段階で結果はもうお分かりかと思いますが、Round 2 まで進むことができました。内容というよりも開催時期が引越しをやろうという時期に重なって非常にしんどかったです。今となっては予選のあたりは遠い昔の出来事にも思えるのですが、だらだらと振り返ってみたいと思います。

予選 4/14(土) 8:00 ~ 4/15(日) 9:00 (25時間, 以下時刻はすべて日本時間)

身辺整理タスクが積み上がり、落ち着いてコードを書けるような状態ではなかったのですが、予選で時間も余裕があり、気分転換もかねてゆるい感じで取り組み、45 ポイント 6876 位で通過できました。「全部解けるくらいでないとお話もならないよな」とも思いましたが変に追い込むと心が折れそうなのでこれでよしとしました。

Round 1A 4/28(土) 10:00 ~ 12:30 (2時間半)


Round 1 は 1A, 1B, 1C の3回に分けて開催され、それぞれの上位 1,000人が勝ち抜け、合計3,000人が Round2 に進出できる仕組みです ( 一度勝ち抜けが確定すると他のラウンドには参加できません )。 過去2年間、イベントなどとバッティングして不戦敗してしまうということが続いていたのですが、今年も案の定、ニコニコ大会議にぶつかってしまいました。ニコニコ大会議のエンジニアトラックを冷やかし、necomimi を入手するため、 1A は不戦敗になりました。

Round 1B 5/6(日) 1:00 ~ 3:30 (2時間半)


ということで、勝ち抜けるためには、1B、1Cのいづれかという状況になりましたが、ゴールデンウィークは引越し元の事務処理などの都合で出先のビジネスホテルでの参加を余儀なくされました。時間帯的にも深夜で厳しいのですが、43 ポイント 693位で通過。ここまでくると時間内に問題を全部解くには力が届かなく、なんとか Problem C を Small Large 両方通し勝ち抜けることができました。

Round 1C 5/6(日) 18:00 ~ 20:30 (2時間半)


1B で通過してたので 1C は不参加ということになりますが、この日は竜巻の被害が出た日で交通機関は大混乱となる状況でした。結局ふたをあけれてみれば 1B のワンチャンスをなんとか拾った形となりました。

Round 2 5/26(土) 23:00 ~ 25:30 (2時間半)


ということで、自己ベストの Round 2 ですが、問題も難しくなり、また手強いライバルがひしめくなか、上位500位で勝ち抜け、1,000位でTシャツ獲得という条件でしたが、全く程遠い結果となりました。かろうじてボウズになることは避け、5 ポイント 2,082 位となり、ここで脱落となりました。

今年の挑戦を通じてふりかえってみると、コンディションが整っている状況とはお世辞にも言えないなか、泥沼的にくらいついてなんとか絞りだしたシリーズだった気がします。「あの時、あの問題をもうちょっと勉強していれば解けたかもしれない」問題があった気もしますので、今後の課題にしていきたいと思います。

こんなへっぽこ野郎でしたが、折にふれ、陰ながら応援して下さった皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

2012年1月2日月曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

昨年非常に印象的だった出来事はいうまでもなく東日本大震災であることは間違いないのですが、震災そのものよりもその後一体何ができるのかというのを何度も考えさせられる、そういった年であったと思います。そのような中で Hack for Japan や A3 TOGETHER などを通じて志のある方々と知りあうことができた年であったのではないかと思います。もちろんこういった活動は年が変わったから終わるようなものではなく継続してとりくまなければならない課題ですので、引き続き注力していきたいと思います。

昨年「ハレとケガレのweblog 本店」の方で2011年の展望を書きましたが、こちらでは IT に関連する部分で 2012年の展望を書いてみたいと思います。

ソーシャルの力


今年は昨年以上に「ソーシャル」という概念が意識される、また意識せねばならない年になるのではないかと考えています。これは Twitter や Facebook のようなソーシャルネットワークサービスがより広まるということ以上に、人と人との繋がりがキーポイントになるということです。 Hack for Japan で私が参加して印象的だったのは、効率であるとかテクノロジといったものよりもニーズを掘り起こしてそれにアプローチをするアイディアを一緒に考え議論するということが非常に大きな役割を果たしてたということでした。

Hack for Japan 自体は震災をトリガーとしたコミュニティではあるのですが、うまくコミュニティが機能しているものは相応の輝きを持っているというごくあたり前のことを再認識させることとなりました。オープンソースのコミュニティでもコミュニティが活きているか否かでプロダクトそのものの輝きが大きく左右されるということを身を持って知りました。

単なる技術的な部分だけでなく、ソーシャルの力、コミュニティをいかに育てていけるのかというのが、この業界の鍵になってくるのではないかと思います。逆にソーシャルやコミュニティが下手なプロダクトやプロジェクトは逆境の時を迎えるのではないかと予想します。

いかに小回りができるのか


小回りがきく手法を身につけるということは今年大きな鍵になるのではないかと思います。震災の復興支援の議論では日に日に状況が変化する中で何ができるのかということが課題となることが多かったのですが、状況に即応するために小回りが利く瞬発力、hacker力というのが色々な場面で試されるそういう段階にきているのではないかと思います。

今までは仮に小回りが聞いたとしてもそれをユーザに伝える手段がなかったり、そもそも小回りどころではないリソースを費やさなければステージにすら立てないという状況でしたが、Android アプリや Web サービスであれば、 Android market や Chrome Webstore などを使い、ソーシャルネットワークサービスで告知を行うことで簡単にアプリやサービスをローンチして使ってもらうことが可能な状況になりました。

企画を立案して各所にプレゼンをして資金計画を立てて開発要員も確保してようやく着手するといったビジネスのやりかたが、もしかしたら通用しづらくなってくるのではないかと思います。世の中の動向が安定しているような場合であればセオリーとかしきたりとか今までの成功体験といったものからなんとなくプランを立てることができましたが、そういったものの中に実は根拠のないまやかし的なものが多いことが露呈してしまったこともありますし、復興という名前の変化をより早いスピードで行うことが大切な状況では小回りが利くというのは非常に重要な要素になりうるのではないかと思います。

クールでないものは衰退する


あとは如何に洗練するかというのがプラスアルファで重要になるのではないかと考えています。小回りが利くということそれ自体がクールであるのですが、洗練されたものやより注目すべきものが今後増えてくるのではないかと思います。そのような中で震災前と同じような製品は埋没し市場で評価されなくなっていくのではないかと思います。

ある意味色々なものが出てくるチャンスがでてきた一方で、旧態依然のものは光を失っていくそういう時代になりつつあるのではないかと思います。

そんな中、何がクールなのかという大きな課題が目の前につきつけられているわけですが、そういったものを見分ける感覚であったり実装する能力なにを磨きつつどんどん世に問うことが重要な気がします。

そんなことをやるためのヒントとして、昨年9月にフランスのシューズブランド Palladium が公開したドキュメンタリー動画 Tokyo Rising を貼りつけておきたいと思います。ITについては触れられていませんが、大いに刺激される、私のお気に入り動画です。

Tokyo Rising: Part 1 - Pharrell's return to Tokyo

(Part 2 以降は「もっと読む」からどうぞ)

2011年12月26日月曜日

Androidアプリ「牛トレーサー(ぎゅうとれーさー)」 1.3.0 リリース

A3 Together で賞をもらってしまいました、拙作Androidアプリ「牛トレーサー(ぎゅうとれーさー)」でございますが、バージョン 1.3.0 を先ほどリリースいたしました。

今回の修正はバグフィックスが主な内容でございます。変更点は以下の通りです。

  • 「死亡牛の譲渡先」情報が含まれる場合にアプリケーションがクラッシュしていた問題を修正
  • 「死亡牛の譲渡先」情報が含まれる場合にその内容を移動記録に反映させるようにした
  • SPECIAL THANKS に A3 TOGETHER についての情報を掲載した

「死亡牛の譲渡先」情報は一部の個体にのみ記録されている情報ですが、その情報があった場合にアプリケーションがクラッシュしてしまうという問題を抱えておりました。不具合を修正するとともに、「死亡牛の譲渡先」情報が記録されている場合には譲渡先の情報(氏名または名称,所在地)を追加で表示させるようにいたしました。

一時期にくらべて牛肉についての不安は大分解消されてきているように感じられますが、引き続きご活用くだされば幸いです。

2011年12月16日金曜日

Android の日本語入力環境が今アツい

ここにきて、Android の日本語入力環境がアツい状況となっています。

まずは Android 黎明期から提供されてきた人気日本語入力ソフトの Simeji が Baidu に買収されるというニュースが飛び込んできました。成功した製品や会社が買収されることはよくあることなのですが、Simeji の場合は Adamrocker 氏とデザイナーの 矢野りん 氏による開発ということで、「個人を買収」という形となり驚かされるニュースとなりました。

その一方で、Google は 「Android版 Google日本語入力 Beta」 を 12月15日にリリースし Android Market にて公開しました。こちらはベータ版という位置づけながらも Android 2.1 以降の端末で動作し、PC版のGoogle日本語入力で話題になった、よく検索される言葉についての変換機構もできるだけ取り入れているという意欲的な日本語入力IMEです。

この「Android版 Google日本語入力 Beta」 で、日本語入力IMEの勢力地図が大きく変わることは間違いないのですが、これでようやく日本での Android 環境が一段したように感じられる、大きな大きなステップになったのではないかと思います。

Simeji は役目を終えたように思う方も中にはいるかと思いますが、個人的にはこれで Simeji 自身が主張している「変なIME」の変さ加減を加速することができることになったのではないかと思います。現状で Simeji にしか実装されていないフィーチャーとしては

  • ハードウェアキーボードのサポート
  • Android 1.x ( 1.5 の場合は Simeji Classic ) での動作
  • いわいる「野良アプリ」としても配布されているので、Android Market を搭載していないデバイスにもインストールが容易だ
といったところがあげられると思います。これからも Simeji 、Google日本語入力 共に目が離せない状況となっていくのではないでしょうか。

2011年11月24日木曜日

「グーグルの72時間」がPDFファイルで無料公開

Impress Japan さんより、12/8 に発売される予定の「IT時代の震災と核被害」の冒頭部分、「グーグルの72時間」の部分の PDF ファイルが無料で公開されています。

内容としては、震災が起きたその前後のリアルなドキュメントや、恐るべき早さでリリースされたパーソンファインダーとその舞台裏やエンジニア達の試行錯誤や葛藤といったことが非常にいきいきと描かれています。

いまや誰もがその名前を知っているであろう Google ですが、中で奮闘しているエンジニアの生の働きぶりや情熱といったものはなかなか外部に知らされる機会はありません。あの震災とその混乱の裏でこれだけの情熱とそれを支える体制が迅速にとられたということが、これだけの成果をあげることができた要因だったのではないでしょうか。
「いくら若いメンバーでも、何日も極度の緊張をしいられる状態が続くと、相当に参ってきます。そのときみんなを踏んばらせたのは三浦です。災害現場では最初の72時間を過ぎると生存率が下がることは、みんなも頭ではわかっている。しかし、神戸の震災を経験している彼がいうと、リアリティが違います。ほかにも阪神大震災の経験者がいて、彼らの声に励まされ、とにかく必死でがんばることができました」
私の当時の状況を振り返ると、幸い電気や水道などのライフラインは無事だったものの、物流が完全に麻痺し、 次第にサバイバル的な状況となる中、目前の状況への対応に追われていたように思います。極限状態でどのようなパフォーマンスを発揮できるのかがその人や組織の真価だといわれることがよくありますが、もっとも優秀だとされるエンジニア集団がどう動いたのかということについて非常に参考となりました。

ただひとつ非常に気にかかるのは、本来こういった公共的な機能を果たすべき行政機関について
一方、災害時にもっとも重要かつ信頼できる第一次情報を発すべき政府と行政は、安否情報システムひとつをとっても、十分な機能を果たせなかった。原発や核被害に関する第一次情報についても同様である。私企業にまかせておくだけでいいのか、という点については、市民であるわれわれもまた、社会の一員として再考しなければならない。
 と厳しい評価を下さざるをえない状況があるということだと思います。賞までいただいてしまいました「牛トレーサー」の件や、福島をはじめとしたガイガーカウンター自作ムーブメント、様々なボランティアプロジェクトなど震災以降色々な人がそれぞれのリソースを持ち寄って身を切って復興を目指しているという状況やその情熱を、未来に活かせていけるような社会になればとささやかに思うのでした。

Google Wave が本当に終了してしまうようです

昨年サービス終了がアナウンスされ、先日の GDD 2011 Japan の Ignite の時のトークでも
最近の Google の場合、サービスが停止することよりもサービスが終了することのほうが多いですよね。Wave とか。
と、引き合いに出されてしまっていた Google Wave ですが、本当に終了してしまうようです。

Wave を使っているユーザに対して送信されたメールやこちらのページによると、

  • 2012/1/31 にサービスが読取専用になり
  • 2012/4/30 にサービスがオフラインになり終了する
というスケジュールがアナウンスされました。そしてサービスが終了するまでに必要なデータを保存しておくように呼びかけています。

なお、引き続き Wave を使いたい場合には Apache Wave や Workaround のオープンソースプロジェクトが利用可能であること、また Workaround を使う場合には、 Google Wave からのデータ移行機能が実験的な機能として実装されているので来年 4/30 までの間は利用することができる旨についても触れられています。

一年以上前からアナウンスされてきたことではありますが、話題を呼んだサービスが終了するのはちょっと寂しい感じがします。

2011年11月11日金曜日

Google Developer Day 2011 Japan に参加してきました

Google Developer Day 2011 Japan に参加してまいりました。

このイベントに参加するのは昨年に引き続き 2 回目となりますが、今回は例の「牛トレーサー」を書いていたことから、優先枠申請をしたところ思惑どおり参加権をゲットすることができました。とはいえ、DevQuiz にも参加 してしっかりボーダーラインをクリアした上で参加しました。

なお、公式のハイライト動画が Youtube で公開されたようですので、どのような雰囲気であったのかを感じとってもらえればと思います。



ちなみに動画の中盤で、会場エントランスの隣に設置されたボードに "age++;" と書いている場面がありますが、実は当日誕生日だったということもあり、帰りがけにネタとして書き残したものをハイライト動画で拾っていただいた格好になります。ちなみにボードには
あなたが書いた自慢のコードは何ですか? GDD 会場に刻みつけよう!
Which is the most ninja code you've ever written?
と書いてあり実際に難解プログラミング言語での Quine などかなりマニアックなコードが書いてあったわけですが、書き残したタイミングやボードの中での場所が良かったのかもしれません。



また、夕方の Ignite の時間には「Google ダンス部によるパフォーマンス」がありましたが、出演者のクレジットが「GDD48」と、とうとうGoogleもご乱心かと見せかけて実のところ須藤元気率いるパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」のコラボレーションという非常にクールなアトラクションとなりました。

( 11/15 追記: Google Japan Developer Relations Blog にて、今回の "GDD48" ダンスパフォーマンスについての Blog 記事が掲載されました。 )


さらに、ささやかなおみやげ( zeemote のBluetooth接続のジョイスティック ) や缶バッチのトレーディングなどいろいろな仕掛けがあり、楽しく、また当然のことながら非常にためになるイベントでありました。特に感銘をうけたのが、今回のテーマというべきもので、基調講演の最後に示された3つの事柄です。

  • 「なにごともエンジニアありき」
  • 「百聞は一デモに如かず」
  • 「日本で『イケる』と思ったら、世界のみんなも同感するかも」

まさにこの通りで、プロダクトマネジメントディレクターの徳生氏がハイライト動画で語っている通り、デベロッパーとしての誇りを持つことの大切さをあらためて感じさせられました。次回、また同じようなイベントがある際には、スピーカーとして参加できるようなそういったデベロッパーになりたいと思わせられる、そういうイベントでした。参加された皆さん、運営に携わった皆さん本当にお疲れさまでした。

2011年11月7日月曜日

A3 Together 「決勝プレゼン&表彰式」に行ってきました

もう一週間が過ぎてしまった話題で恐縮なのですが、先日報告いたしました、日経BPさん主催のA3 Together の「決勝プレゼン&表彰式」に参加してまいりました( 最終結果, 日経BPさんのプレスリリース )。結果としては順当に「アプリ/Webサービス賞」という結果でございました。

今回の A3 Together では「アプリ/Webサービス賞」と「アイディア賞」の受賞者に 5分間のプレゼンが課せられ、その内容も加味された上でこの2部門の大賞が決定されるということで、単なるセレモニーということではなく、当事者としてはかなり緊迫するイベントでございました。

さらに、表彰式の数日前に同社が発行している「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則 (AA)」が送られ、リハーサルの際に、同書の解説を担当された外村氏によるプレゼンレッスンを実施することが知らされたので、大慌てで同書をチェックし、プレゼンを作り、そして当日午前中には実際にレッスンを受けてアドバイスやダメ出しを頂き、再度プレゼンを練り直すという非常に有意義だけどハードな状況に追い込まれていました( 実際はリハーサル・プレゼンレッスンは前日の午後から行われていたのですが、仕事の関係から当日入りしたのも状況がハードになった一因かもしれません )。

結果ある程度のところまでざっくり贅肉を削ぎ落とし、あとはなるようにしかならないということで、失うものは何もない開き直りテイストなプレゼンを行いました。この模様は公式の UStream チャネルで配信されました。プレゼンの部分だけのハイライト動画および個人的に別建てで録画した Youtube 動画をはりつけておきますので、興味のあるかたはご覧いただければと思います( もちろんプレゼンの内容は同じなので両方視聴する意味はあまりありません )。

A3 Together 「牛トレーサー」プレゼンテーション ( 公式 UStream 録画 )


A3 Together 「牛トレーサー」プレゼンテーション ( 個人で録画した Youtube 動画 )


プレゼンのレッスンを受けるというのは本当に貴重な体験で(もちろんその後に本番がありますから、もちろん真剣勝負です)、書籍のエッセンス的な部分を実体験することができ、とても勉強になりました。

「牛トレーサー」は賞を取ることを意識して応募したわけではなかったのですが、このような評価をいただいて非常に光栄でございました。また多くの受賞者の方やメーカーの方コミュニティの方とお話することができたのは大きな収穫でした。

A3 Together は「震災復興」がテーマではありましたが「次のアプリケーション」も準備していきたいと思いますので、これからもご声援・応援よろしくお願いします。

2011年10月17日月曜日

A3 Together "アプリ/Webサービス賞" に「牛トレーサー」がノミネートされる!

以前この blog でも告知させていただきましたことがあります、拙作 Android アプリ「牛トレーサー」ですが、日経BP ITPro さん主催の「A3 Together」で "アプリ/Webサービス賞" にノミネートされました( 受賞作品一覧, ITPro Expo 2011 での発表を伝える記事 )。まずは陰に陽に応援してくださいました皆様に御礼申し上げます。

正直このアプリはコンテストに出展するために書いたものではなく、逆にアプリの宣伝の一環としてエントリーさせていただいたような形で、賞に入ることは期待せずに、審査に関わった方に触れていただくことのみを期待してエントリーしたもので存外の評価を頂いてちょっと恐縮しております。開発した私の方針としては「時事ネタの単発アプリだけど、やるからにはマジメに取り組もう」という方針で作ったものでございました。

もちろん消費者の方が汚染された食品を口にすることも、放射線による過剰反応で農家の方が風評被害に苦しむことも、どちらも悲しいことなのでそういったことを防ぐ助けになればという思いで作ったものでございました。

今後の日程でございますが、来る 10/29 に仙台で A3 Together の発表会・表彰式が予定されており、"アプリ/Webサービス賞"の大賞をかけ(?)て 5分間のプレゼンを行う予定です。この模様は UStream.tv の A3チャンネルでも配信されるということなので、ご覧になってくだされば幸いです。


2011年10月11日火曜日

Google Code Jam Japan 2011 結果ご報告

今年はじめて日本を対象に計画されたものの、今回の震災で延期されていました、Google のプログラミングコンテストの Google Code Jam Japan 2011 ですが、この 10/1 に予選ラウンド、10/8 に決勝ラウンドが開催されました(スケジュール, 参加登録開始だけが2月と早かったのは震災で延期されたためです)。

Code Jam については以前参戦したことをblogで取り上げたこともあり、機会があったら挑戦しようと思っていたコンテストでした。実は今年の wordwide 大会についても参加登録して予選は通過することができたのですが、ラウンド1の日程がOSC仙台とかぶってまともに問題を読むことすらできずに敗退していたということもありました。


結果としては決勝で上の画像の通り 157位という成績となり、上位 200 位に入り Google Code Jam Japan 2011 Tシャツを獲得できたようです。とはいえ、予選でのパフォーマンスもあまり芳しくない状況で、まだまだ反省すべきところがたくさんあったように思います。

そんなこんなで七転八倒していたさなかに、「プログラマ35歳(32歳?)定年説」やら「FizzBuzzができない人」ネタ(双方あえてリンクしません)が Twitter 関連で噴出しててちょっと呆れてしまっていました。

それで、ちょっと考えてみたのですが FizzBuzz が書けないことに危機感を微塵も感じない底辺「PG」(あえてこう書かさせていただきます。しかも全角英文字で)として業務をしているのであれば確かに 35歳で引退すべきなのではないかという妄想を考えてみました。

どういう妄想をしたのかというと、比較のためにIT業界と同じ頭脳労働でしかも非常に厳しいとされる職種として、将棋の棋士と比較してみたのです。

将棋の棋士というのは、プロになると基本的に「順位戦」の「C級2組」に所属して、1年間かけてリーグ戦を戦い上位者は上の階級に、下位者は下の階級に落とされるか「降級点」がつけられ、最上位の「A級」の優勝者が「名人挑戦者」となる仕組みになっています(詳細の規定はこちら。他の棋戦もありますがばっさり省略しています)。

将棋棋士の引退については「順位戦」の「C級2組」で「降級点」を3つ取ってしまうと、「フリークラス」に降級し、「フリークラス」から10年間の間に規定の成績を収めて「C級2組」に昇級しないと引退となってしまうというシステムです。

ストレートに大学を卒業して企業に就職する年齢である 22歳を起点にして、同じ年齢でプロ棋士になったと仮定して、そこから成果を挙げられず毎年「降級点」を取ってしまったと考えると、 25歳で「フリークラス」に降級、復帰できずに10年経過すると 35歳で引退という計算になり、 「プログラマ35歳定年説」に符号する部分があるように思えます。

もちろん将棋の世界では戦績があれば生涯現役を続けることができますし、上位のクラスに昇級したり棋戦で優勝したりタイトルを獲得できればそれに応じて収入も高くなるという特質がありますが、いわいる「PG」職の場合ではあくまで頭数、人月での計算だけでその中での能力についてはまったく考慮されません(むしろ最も無能なメンバーに作業のやり方が合わせられるケースがあるので、高いスキルはそのままスポイルされるケースが多いかと思います。またスキルを発揮しても「これだけの人月見てるのだから」と煙たがられるパターンもあるかと思います)。

将棋でいうならば毎年「降級点」を取ってしまう内容の業務にしか従事できないという悲劇がおこり、 結果として最短の年数での引退を余儀なくされてしまうというそういう構造がもしかしたらあるような気がします。

さらに問題なのが、「35歳で引退したPGがその後何をするのか」ということで、ありがちなのが「SE」職(これもあえてこういう表記します)や管理職なのですが、結局のところ最低限の素養すら持とうとしない人が別の部署に移動するだけでその系(=企業やグループ)全体の能力が上がるわけではないので、また同じ過ちを繰り返してしまうということに繋がりそうです。

Code Jam のようなコンテストに参加していつも考えさせられるのは、こういった難問に挑戦する姿勢や、実際に難問を解く能力をうまく生かし、能力のある人間がその能力に見合った収入を得られるような、そういう生き方はできないのだろうかということだったりします。そして、企業の中で発揮できないのであればその外で、私の場合にはまがりなりにも Tシャツを貰える程度の能力に見合うような成功体験を得て、それを次の世代に伝えていければと思うのでした。

2011年9月13日火曜日

GDD2011 DevQuiz に挑戦してみました

昨年秋に参加した Google の開発者向けイベントの Google Developer Day ですが、今年も参加しようと思い立ちました。このイベントでは事前登録だけではなくコミュニティ活動やアプリケーション開発、コーディング能力が問われるという「何かを持っている」人でないと参加できないというイベントです。

今年は「牛トレーサー」を公開したこともあるので、「優先参加枠」に申し込んでみたところ、首尾よく当選し早々と参加を決めたのですが、せっかくなので DevQuiz のほうにも挑戦してみました。

結果としては、130.16/150.00点ということで「優先参加枠」がなかったとしても参加できる位置にこぎつけることができました。

今回の問題構成は、四択問題が5問の「ウォームアップクイズ」、5問中2問以上選択 ( 無駄に全部解いてしまいましたが ) の「分野別クイズ」、
より難易度の高い「チャレンジクイズ」の三部構成でした。

「優先枠当選」と満点のグランドスラム状態を夢見てたのですが、結果からするとまだまだ精進すべきところがあったというのが率直なところです。


今年は全般的に去年よりも問題の難易度が多少上がり、その代わりに分野選択やウォームアップクイズの獲得点数とスコア分布が1日1回開示される形で制度的なところで救済策が用意された形でした。

DevQuiz 終了後のスコア分布は右の画像のような感じとなり、私は上位 300 程度のところに食い込むことができましたが、その一方でボーダーライン付近では100点台の参加者が積み上がり激戦区となる状況になりました。9/10, 9/11 の週末にボーダーラインに追われて必死に点数の上積みを試みた方も結構いたのではないかと思います。

今回の DevQuiz で特徴が出たのは分野別クイズの部分で、参加者のバックグランドによっては得手不得手が出たのかなと感じています。 Web Game は Chrome の Extension を使うことを強く意識されていたり、Go や Androidは今回をきっかけにということだと環境作るまでが一大事だったり( Android はいろいろ裏ワザがあったようですが... )と、Google の旬のテクノロジにどれだけ触れていたのかということも地味に問われたように思います。

とはいえ、全般的に今回も去年同様非常に有意義で、楽しく苦しめられたように思います。

なお、実際の DevQuiz 問題へのアプローチなどについては余裕やリクエストがありましたら取り上げたいと思います。

2011年8月2日火曜日

Androidアプリ「牛トレーサー(ぎゅうとれーさー)」 1.2.0 リリース

好評をいただいております Android アプリ「牛トレーサー」でございますが、 Version 1.2.0 を先ほどリリースいたしました。

今回バージョンアップするきっかけになったのは、このアプリでも使っている(独)家畜改良センターの「牛の個体識別情報検索サービス」で、「牛肉の放射線物質に関する検索システム」が提供されたことです。

一連の放射線セシウムを含む稲わらに端を発する牛肉汚染騒ぎで、個体番号から汚染の有無を調べることができるようになったのは非常に好ましいことではありますが、現状では残念ながら当該サイトへのアクセスが集中してつながりにくくかえって不安を感じかねない状況になっていたり、場所によって「暫定許容値」「暫定規制値」と用語の統一ができていなかったりと、急ごしらえであることを考慮したとしても満足できる情報が得られていないという状況だったりします。

さらにひどいことに、汚染稲わらを食べた可能性があるとされた牛について、検査の結果「暫定規制値内」であるとされたものについては、そもそも何の問題もないかのような結果表示となっている点です。(右の検索結果はそれぞれ 1:汚染稲わらを食べたものではないもの 2:汚染稲わらを食べ検査が済んでいないもの 3:検査の結果「暫定規制値内」のもの 4:検査の結果「暫定規制値超過」のものです)

検査結果としては "ND(検出限界以下)" 〜 500Bq/kg と幅がある上に、「暫定規制値内」の個体がどのように扱われるのかは現在確かな方針が決まっていない状況にある中単に「回収対象外」と表示させるのは非常に乱暴なものではないかと感じます。

「牛トレーサー」ではこの部分については、厚生労働省の報道発表からの情報をもとに、独自に Google Application Engine 上にデータを展開していますが、アプリケーション内から一次情報にアクセスできるように配慮をしています。

(厚生労働省のデータについても、PDF や Excelファイルといったデータフォーマットでかつ同じExcelファイル内で 個体識別番号の表現が "12345-67890" だったり "1234567890" だったりとヒドいことになっています。日本を代表する優秀な行政スタッフが揃っているはずなのに... ) 

今回のバージョンアップでは、(独)家畜改良センターのサイトがつながりにくい場合に汚染情報だけでも検索できるように「汚染情報のみ検索」の設定項目を新たに設けました。検索結果がいつまでたっても帰ってこないような状況になった場合に活用ください。

最後に、遅れてしまいましたが拙作「牛トレーサー」について「オールナイトニッポン GOLD app10 産直!アプリニュース 2011.07.22」で紹介していただきました。リスナーやユーザの方だけでなく開発者にも暖かく接していただけるというのは非常にありがたいことです。blog 読者の方もぜひ機会がありましたら app10.jp や放送をチェックしてみてください。

2011年7月27日水曜日

Androidアプリ「牛トレーサー(ぎゅうとれーさー)」リリース

皆様お久ぶりでございます。放射線や電力不足となかなか厳しいイベントが日々が続くなか、いかがお過ごしでしょうか。特に最近ですと放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた肉牛が流通した件がニュースでも報じられています。

牛肉というのは過去の BSE 問題の際に国産のものについては10ケタの数字を一頭一頭の牛に割りつけて移動などを追跡できる仕組み、いわいる「牛トレーサビリティ」が稼働しています。今回の汚染稲わらの件についてもこの仕組みは(他の食品に比べて)うまく動きそうなところですが、どの個体が安全でどの個体が汚染されているのかという情報は消費者にうまく情報が提供されていない状況のように思います。

そこで、そういった状況を少しでも改善するために、Android アプリ「牛トレーサー」を開発してみました。( くわしくはこちらをごらんください )

このアプリを使うことによって、スーパーに並んでいる国産牛肉がどのような経緯を得たのか、汚染された稲わらを食べたのかどうかを調べることができます。


「牛トレーサー」を開発するにあたって、最初は個体識別情報検索サービスを使うように設計しましたが、今回特に注目されている放射線にかかわる情報はこのサービスに情報が載るわけではなく、現状では厚生労働省がとりまとめた資料が PDF もしくは Excel ファイルで Web で公開されている状況で、目の前の肉が該当するのかどうかというのを調べるのには非常に不便な状況となっています。放射線汚染の情報がアプリケーションで得られないのは仕方がないので Google Application Engine 上にデータを置いてそこを「牛トレーサー」が見に行くという仕組みになっています。

こういった行政の縦割り体質を批判するのはたやすいことではあるのですが、ここ数日のデータを見ると、19時現在の情報を取りまとめて翌日1時もしくは2時ころにWebで公開されるという状況で、とりまとめのかなりの部分をヒューマンパワーに頼っている状況が見て取れる状況です。またフォーマットについても PDF だったり Excel だったり、また個体識別情報も "12345-67890" という形式と "1234567890" という形式が同じ Excel ファイルの中で入り乱れているという、ある意味「日本的」な状況になっています。

とはいえ、個体を追跡できそうな仕組みがあるのに実際に機能せず、従来通りの報道等によって風評被害が拡大するのは本意ではありませんので、私のほうでもある程度人力で追従しながら様子を見ることにいたしました。

ということで、この「牛トレーサー」ですが広告をつけさせていただきましたが、無料アプリとして登録しましたので、ご活用いただければと思います。

2011年5月6日金曜日

無料版 Google Apps の上限ユーザ数が 10 に削減へ

もしこの blog を読んでいる人の中で、Google Apps の無料版を使おうと検討している人がいるのであれば、今すぐ行動を起こすべきかもしれません。

というのは、先月末に Google Apps 無料版で使用できるユーザ数の上限を現行の 50 ユーザから 10 ユーザに減らすアナウンスをしているためです( computerworld.jp の記事 )。この変更は5月10日以降の新規利用登録から適用され、それ以前に登録したドメインについてはその時期での最大ユーザ数が維持されるということです。

Google Apps の無料版で利用できるユーザ数は当初は 200ユーザで、そこから100、50 と削減されてきました。これは有償サービスの拡販のための変更であることは間違いないのですが、今回の 50 ユーザから 10 ユーザへの削減は無料版の Google Apps を使う意味そのものを変えるものになりえる変更です。結果的にアーリーアダプタユーザに無料ユーザ数で優遇する状況を作り出したということになるわけですが、その線引きがこの5月10日に設定されました。

ドメイン取得から Google Apps 利用登録までの手続きについては、早くて安いレジストラ業者を使うことを前提とすればがんばれば今からでも登録が間に合いますので、検討されている方はいますぐ行動を起こす必要があるかと思います。

2010年9月27日月曜日

Google Developer Day 2010 Japan に行ってまいります

明日 9/28 、Google Developer Day 2010 Japan ( 東京会場 ) に行ってまいります。このイベントは Google のテクノロジーに関する、開発者向けのイベントなのですが、参加するためには Google テクノロジーやプログラミング等についてのクイズに答え、一定のポイントを得ないと参加権がもらえないという一風変わった仕組みになっています。( Google Developer Day - DevQuiz にご参加ありがとうざいました。 )

このクイズ、開発者向けのガチンコな内容だけでなく、ソーシャル面での貢献、エッセイなどを加味したものとなっていますが、興味本位で挑戦してみたら、「Super Hackers 枠 ( 優れたプログラミング能力を持つ方に当てはまる枠 ) 」で参加できることになりました。さらに先週末になって「Super Hackers 枠」の参加者向けの交流会の招待メールなんてものまで届き、これらのおまけを含めて参加してきたいと思います。

なお予定としては、28日は東京泊、29日は移動以外の予定を入れていませんので、リアルで会いたいという奇特な方がおられましたら、twitter @chonan に連絡でもいただければと思います。