2008年1月21日月曜日

'08センター試験「情報関係基礎」は良問

大学受験の第一の関門、大学入試センター試験が先週末に行われました。

報道されているところによると英語のリスニングやトラブル等で再試験の対象となった受験生が過去最高になったということでしたが、再試験云々は別にして受験生の皆さんは最後まであきらめずがんばっていただきたいと思います。

そのセンター試験ですが、数年前から数学の問題に情報関連の問題が出ることでその筋の方面には知られているのですが、今回の試験の「情報関係基礎」の問題は非常に良い問題が出されました。(試験問題は毎日.JPさん他で閲覧・ダウンロードできます)

中でも光ったのは第2問の状態遷移についての問題、そして第3問のソートアルゴリズムについての問題です。BASICの問題が出る「数学2・B」の問題では実際のプログラミングに即した問題なのに対して、こちらはアルゴリズムや論理的な思考能力に力点を置き、特定のプログラミング言語に依存しない形式となっています。特に第3問の問題などは一番最後に「任意の言語で具体的に実装せよ」と付け加えると、そのままプログラマの就職試験として使えそうな内容です。

といってもそんな試験を課してもFizz-Buzzのコードが書けないプログラマが大勢いるらしいので就職試験問題として成立するかははなはだ疑問なのですが...