ソース公開はOLPCで動かすために働きかけがあったようですが、Python と C++ で移植が進められているOLPC版に加えて、Tcl/Tk版も公開されました。ちなみに"SimCity"を名乗れるのは、本家Electronic Artsの品質チェックを受けたものに限られ、今回ソースが公開されたのものには"Micropolis"と名前が付けられています。
せっかく公開された、この "Micropolis" ですがやはり Solaris でも動かしたいというのが人情。悪戦苦闘しながらコンパイルして、なんとか遊べる状況になりました。
とりあえずコンパイルできることを目標に作業し、なんとかSunStudioコンパイラを使ってamd64バイナリを作ることができたのですが、関数のプロトタイプ宣言があったりなかったり、下の画像のように unsigned なのか signed なのかよくわからない(笑)表記があったりして、コンパイラが大量にWarningを吐き出す状況で苦労させられました。
しかしながら、できたものをちょっと動かしてみるとやはりそれはSimCityそのもので、昔PC-9801で猿のように遊んだ記憶がよみがえりました。
まだ手元で作業しているものは、怪しさてんこ盛りの状況なので公開できないのですが、コンパイルするためのコツとしては
- Michael Gernoth(MacOS X 用パッチ作成者)さんのgitレポジトリから最新のスナップショットをとってくる
- コンパイラが出すWarningはとりあえず気にしないけど、念のため最適化は控えめに