2011年2月15日火曜日

中高生向けのゲーム制作雑誌「がまぐ!」 2011/2 号



今回の紙面では「ゲームデザイン」に焦点を合わせた特集が組まれています。簡単な言葉をつかいつつ、実は内容の濃いことや現実世界で起きていることと照らし合わせると結構鋭いことが書かれていたりと読み応えのある記事が多いように感じました。( 編集長の @117Florian さんの意図だったのかな? )
ゲームではありませんが、現実がクソゲーです。見事にジャンルどおりです。
( 「がまぐ!」 2011/2 号 p.63 )
とはいえ、そんな重量級の記事だけではなく、プログラムが全く書けない人にでも十分楽しむことができる「ボードゲームでも作ってみようか! @yuki_mm」といった記事もあり、(ゲームではなくて)紙面のバランスというところから見ても「ヌルくはないけど、ギリギリついてこれそうだよね」といったあたりのところに落ち着いているのではないかと思います。

また、あえて特筆しておきたいのですが、「著作権について 2011/2 @117Florian p.208」の記事はコンピュータで表現をする人全員が理解しておくべき内容が書かれています。ターゲットを中高生向けと設定しているこの「がまぐ!」ですが、内容は大人が読んでも遜色のない充実したものになっています。「ソースを打ち込むのだるい」とかいう大人の感想についてボヤいている部分もありますが、@shtijyou さんが
プログラマが成長し、プログラマが素晴らしいものを創りあげられるのは、プログラマが本当に能動的に、貪欲的になった時だけです。
( 「がまぐ!」 2011/2 号 p.143 )
と書いている通りだと思います。是非ダウンロードして読んでみてはいかがでしょうか。