2012年11月16日金曜日

Software Design 12月号に寄稿しました

みなさんこんばんは。ここ最近ずっとデジタル引きこもり(?)になってブログそっちのけで原稿を書いているわけなのですがいかがお過ごしでしょうか?

今回、技術評論社さんのSoftware Design誌で Ubuntu Japanese Team で連載させていただいている「Ubuntu Monthly Report」の12月号の担当として寄稿させていただきました。

お題は、人知れず自動更新されるようになった Ubuntu の /etc/resolv.conf についてのお話でございます。

執筆している時には、この号の他の記事についてはよく知らされていなかったわけですが、書影が公開され特集のテーマを見て、のけぞってしましました。

「なぜエンジニアは文章が下手なのか?」

私は、あまり文章がうまいとは思っていなく、正直「文章下手な奴が連載書いてごめんなさい」状態でございます。こればっかりは色々苦労して文章を書くことによってはじめて磨かれることがあるので日々鍛錬するしかないのですが、この手の話題を見るとどうしても Eric S. Raymond の "How To Become A Hacker" 「ハッカーになろう」のフレーズを思い出します。
 もう一度いいますが、ハッカーになるためにはハッカー精神を身につけなければなりません。コンピュータの前にすわっていない時にもハッカーになるのに役立つことがいくつかあります。以下にあげることは、ハッキングそのものの代わりにはなりません(そんなものはあるわけがない)。でも多くのハッカーは以下のようなことをやっていますし、それがハッキングの真髄に本質的に通じるものがあると感じています。
  • 母語できちんと文が書けるようになること(わたしが知っている最高の連中を含め、ハッカーの驚くほど多くは物書きとしても有能です)。
エンジニアとハッカーを同じものとして議論するのは乱暴な話ではありますが、 それでもハッカー精神を身につけるためにということで、機会があれば書かさせて頂いているわけですが結局重要なのは苦労して頭を働かせることなのかなと最近思うようになりました。

ということで、技術評論社さんのSoftware Design12月号は、11月17日発売でございます。連載の持ち回り担当という立場ではありますが、手にとって頂ければ幸いです。