2018年8月8日水曜日

日経Linux 2018年9月号が発売されています

みなさんおひさしぶりです。

雑誌記事の告知も滞っているところ心苦しいのですが、「日経Linux」の最新2018年9月号が発売されました。

日経Linuxさんでは、Raspberry Pi を使った工作の連載と、星占い連載記事を書かさせていただいています。

星占い連載は今回で連載3回目でようやく軌道に乗ってきた感じになりました。一応真面目に星を読んだ結果をもとに謎のアドバイスを書いておりますが、いろいろな方から面白がっていただいてありがたく感じでいるところです。

一方の Rasipberry Pi の連載記事ですが、今回は相当血迷って(いつも血迷ってる気がしますが)「最新ラズパイで伝説の名機を再現」と銘打って、Raspberry Pi の最新 3B+ を使って、 シャープ「X68000」をエミュレーションしシューティングゲームの「超連射68k」を動かす記事を書きました。





Raspberry Pi で古い機械のエミュレータを走らせることは海外で結構盛んに行われているようで、それこそ当時普及していたNEC「PC-9800シリーズ」あたりも動かすことが可能なのですが、ソフトウェアやBIOSイメージの著作権の問題から、BIOSイメージやOSプログラムが無償で公開されている X68000 シリーズをとりあげました(もちろん「超連射68k」も広く公開されている X68000 のゲームということで有名です)。また、X68000 をとりあげた別の理由があるのですが、それは本誌のほうをご覧ください。

今回の記事を書くにあたり画面のスクリーンショットを取る必要があるのですが、 Rasipberry Pi 上のエミュレータが動いているところを取るために HDMI キャプチャボックスを使って動画を撮り、そこから画像を切り出すということをやったので、ついでに Youtube に実機で操作する様子を公開しました。



イマドキの Raspberry Pi でここまで動くようになったという感慨もあるのですが、68000 エミュレーションコアが c68k に差し替わってから動きが良くなった状況のようです。

また動画作成だけではなく、いろいろなソースコード見て ファイル読み込部分にバグがあって libretro/px68 にプルリクエスト出して取り込んでもらったり、いろいろ眺めてそれなりに負債のあるコードだなーと感じながらも記事を書き上げたのでした。

ということで、「日経Linux 2018年9月号」には誌面の周辺で手間をかけた、X68k な記事が載っているので、当時を知るひとも知らないけど興味がある人も書店で手にしていただければ幸いです。