2010年9月17日金曜日

さくらのVPS はじめました

前回の OpenSolaris OGB 解散のエントリから少し開いてしまいましたが、その間に OpenIndiana という新たな Solaris 系のディストリビューションが発表されるなど、新たな Solaris 関連の動きもありますが、まだまだ将来が見えない状況ですが皆さんお元気でしょうか。

そのような中、さくらインターネットさんの新たな VPS サービス「さくらのVPS」がサービスインいたしました。この「さくらのVPS」はIT技術者を中心にベータテスト段階から大きな関心が寄せられ、比較的自由度の高い環境を安価( 980円/月 )で気軽に利用できるということもあり、自宅サーバで運用しているもののうちのいくつかをそちらに移してしまおうかと考え、「さくらのVPS」に申し込んでみました。余談ですが、私は自宅サーバそのものについては「フレッツISDN」の頃から運用してきましたが軌道に乗ってくると構築する要素は減り、トラブル対応などの後ろ向きな要素が増えてしまう部分があります。レンタルサーバ、自宅サーバそれぞれ醍醐味やメリット、デメリットがあるので、その時々の情勢に応じて使い分けをしたいところです。

「さくらのVPS」襲来


さて、「さくらのVPS」ですが、すでに色々なところでニュースレビューが掲載されているので、詳しい内容はそちらに譲るとして、ざっくり特徴をあげてみると
  • データセンター内の仮想サーバ環境をレンタル
  • HDD は 20GB、メモリは 512MB、固定 IPv4 アドレス 1個
  • コントロールパネル上で起動・停止・再起動・シリアルコンソール・OS再インストールができる
  • OS 環境は CentOS
  • 正式版ではないものの VNC コンソールも提供されている
といった特徴があります。他のユーザに迷惑をかけることをしてはいけないのはもちろんではあるのですが、オペレータの方に対応依頼しなくてもOSの再インストールができるので、色々と多い日でも安心です。

おおまかな目標をたてる


VPS 環境を申し込んで、いろいろ試してみた感覚での感想を書いてみると
  • ネットワーク環境はデータセンター内ということで本当に快適
  • CPUは占有できるわけではないけれども高性能 ( いつもジャンクのような機械を自宅サーバに使っているからそう感じるのかもしれません )
  • 20GB の HDD 空間は使い方に工夫すれば結構なことができそう
  • 512MB の割当メモリが目下の課題。「全部入り」でなんでも動かすようなことをしているとすぐに壁にぶちあたりそう
といった印象を受けました。余裕のサーバ構築というわけにはいきませんが、工夫すればそこそこの仕事をこなせるのではないかという印象です。とりあえずの目標として
  • OS は Ubuntu amd64 環境に入替える
  • 自宅で稼働させている bbsden.com と flky.org の Web 環境(blog)、flky.org のメール環境を移行する
といったあたりを目標にしたいところです。

OSについては標準のCentOSでも良いのですが、サーバ用途として見た場合でも標準環境でもすでにフットプリントが大きい感じがするというのと、Ubuntu の関係者の方には twitter でお世話になっている方がいらっしゃる部分もあるのでということで Ubuntu を使うことにしました ( Solaris 系の OS はメモリ割当量の関連から断念しました )。次回からは作業の様子もふくめてお伝えしたいと思います。

... と書いて、連載にするつもりなのでしょうか?