2012年2月10日金曜日

【購読】 「行っとけ! Ubuntu道場!」に出演させていただきました【御礼】

皆様こんにちは。長南でございます。

ってあらためて名乗ってもしょうがない部分もございますが、今回「ASCII.JP x デジタル」さんの人気 Ubuntu コンテンツ「行っとけ! Ubuntu道場!」に出演させていただきました。道場からおまわりいただいた方、ありがとうございます。影響とかよく把握しているわけではないのですが、ちょっとこのblog記事でひとり反省会開いてみたいと思います。

行っとけ! Ubuntu道場! ― 第53回 ~師範、Ubuntuのヘビーユーザーってどんな感じでしょう?~

Ubuntu の Japanese Team の皆さんとは主に twitter 方面で楽しくバカな発言を繰り返して、道場の記事が公開されたら無茶ぶり tweet を飛ばしつつキャッキャウフフしていたのですが、気がついたらなぜか道場に出演する流れになってしまいました。どうしてこんなことになった感が充満しているような気がしますが、ネタ的に面白いので深く追求はしないことにします。

私としては、あまりネタを狙わずに自然体で臨んだつもりだったのですが、皆様より「濃ゆい」とお褒めのお言葉をいただいて恐縮しているところです。

ufw は感動して以前このblogでも取り上げましたし、分野にもよるんでしょうけど、コンピュータでクリエイティブなことやろうとすると、コード書くためにエディタとか、文章書くためにエディタとか、その裏でコンパイルとか tex 整形するんでターミナルとか、そういったことやるわけですし、最近のマシンは(仮想でも実体でも)CPUたくさん詰んでるので同時にバンバン仕事させることができてハッピーだよねーって日常を吐き出しただけだったりするのですが、その辺が「濃ゆ」いように見えたんでしょうか。

あとこれは避けては通れないのですが「元Solarisユーザ」という紹介のされ方にかなり困惑された方がおらっしゃったようです。どうしても「なぜ宗旨変えしたんですか」的なことになるのは仕方ないのかなと思います。あとデスクトップ画像については収録後ネタ追加でということでリクエストもらってネタ追加という流れだったのですが、昔Solarisでのデスクトップ画像ねたを書いたことを思い出してちょっと再掲してみたいと思います。


いつもどんな環境で作業してるかというと… ~ ハレとケガレの weblog 本店 ( 2007/3/20 )


Solaris のスクリーンショットのネタは 2007 年の画像で何を狙って取ったのか忘れかけましたが、標準で Flash プレイヤーとか StarSuite とか ATOK とか Wnn あたりが入っててスゴイんだぜみたいなことを狙っていたような気がします。音が出ないのは自分でドライバでっちあげて音出るようにしたのでネギまわしの元ネタ動画も再生できるぜとか、vi ではなく emacs の画面が出ているのは IRC チャットの画面出したかったんではないかと思います。

その当時の Linux デスクトップはまだここまでキテる状況ではなかったのですが、今現在の状況をみると、普通に Flash 再生できるようになったというか HTML5 がキつつある状況だし、今のUbuntu なら IRC とか twitter はデスクトップ右上の Me Menu から扱うことができるようになったし、日本語入力の mozc はかなり優秀だし、最新ブラウザの Chrome だってちょっとした手間で導入できるし、オフィススイートが必要なら LibreOffice 導入して使えばいいしということで、少なくとも普段使いの道具としては商用ソフトの黄金打線だった当時のSolaris環境を完全に凌駕している感があります。

もちろんOSの優劣を語るのにデスクトップ環境というのは単なる要素にすぎないし、歳晩期の OpenSolaris でも色々な努力が続けられてきた点や、ZFS、dtrace といった要素や UNIX の本流を担う気概を垣間見ることがあったりしたわけですが、今の体制でそれがあるのかということになるとちょっと厳しすぎる点があるのではないかと率直に思います。

ちなみに方向性が全然ちがうけども今回の記事のターミナルばんばんなスクリーンショットも再掲します。

行っとけ! Ubuntu道場! ― 第53回 ~師範、Ubuntuのヘビーユーザーってどんな感じでしょう?~

こっちは最近の作業環境に近い部分をということを狙ったのですが、ターミナルに出ている文字に秘密にしとかなきゃいけないものが入ってたりするとヤバそうだということで、あたりさわりのなさそうなネタを仕込んだ感じです。

右上のやつとその背後のものはITとは全く無関係のしかも没原稿とそのPDFプレビュー、左上は tex のソースファイルから pdf ファイル生成するまでのやっつけ Makefile、左下は GCJ の練習問題を解くコードを編集している風、右下は Project Euler あたりのやつというネタ構成なはずです。競技プログラミングと非ITな日本語の文章を同時に編集するのはなかなかシュールなのですが、そこはご愛嬌ということにしていただければと思います。実際扱うネタが違うだけでいつものデスクトップっぽい感じではあります。

今後 Ubuntu 道場のネタがどうなっていくのかは誰にも予想できない部分がありますが、私が出ても出なくてもネタの仕込みはぬかりなく進んでいくのではないかと思います。

最後に、道場の収録と記事の間のギャップ、すなわちネタ化がどのくらいなのかということが気になる人がいるのではないかと思いますが、これは

「次は君が出演して確かめよう!」

と華麗に逃げを打っておきたいと思います。自分はまだまだヌルいユーザーなのに「ヘビーユーザー」って看板負けしてるよなーとか思う今日この頃でございました。