2011年11月7日月曜日
ミログの「AppLogSDK終了」アナウンスについて
A3 Together と Google Developers Day 2011 Japan 参加で激しく周回遅れ状態となってしまいましたが、先日取り上げました 「AppLogSDK」 について、全サービス終了のアナウンスが10/27に発表されました。
このサービスについては種々な問題点が指摘され、10/10にサービスを停止していたにもかかわらず、「10/26に『今後の展開に関する重大発表』を行う」としていましたが、結局のところサービス終了ということになりました。
サービスの終了は状況を見る限りでは妥当な判断のように思えるのですが、CEO の Tweet を見ると若干その趣が違うように感じられます。
というのは、サービス終了を告知したのにも関わらず、あたかも新規事業を立ち上げるかのごとく、終了告知用のドメインをわざわざ新たに取得し、さらに「3分アンケート」への協力を呼び掛けていることです( あえてこのblogエントリの画像では URL 部分をマスクしています )。
この点については感情的な感想が各方面で述べられているようでしたが、実は狙いは明確で「AppLogSDKの終了」イベントで世間を注目を浴びたことを、SEOのための商材に使おうということなのだろうと思います。実際には取得されないであろうドメインを取得し、そこにサービス終了のアナウンスを掲載し被リンクや一時的なページビューを稼ぎ、SEOビジネスの切り札に使おうということなのでしょう。
正直ミログが「AppLogSDK」についてどれだけ真摯に取り組んでいたのかは知る由もありませんが、ある程度問題点が指摘されニュース露出が増えてきた段階で、このプランは用意されていたのではないかと思います。Don't be evil というわけではありませんが、このようなことを打ち出してくるところについては相応の対応をすべきなのではないかと感じたのでございました。